二世帯住宅のエントランスまわりについて、
3年程前に竣工したお宅の事例からの見所を紹介します。
この家は完全分離型の二世帯住宅で、
延べ床面積約100坪というかなり大型の計画でした。


ファサードはネイチャーデコールらしい、アイアンのオリジナル門扉で
迎えてくれます。

二世帯分のそれぞれのインターフォンとポストが設置されています。

ファサードのホールは高い天井と天井からのアイアンのシャンデリアが象徴的です。






回廊の様な長いアプローチを歩き、
玄関まで誘導されます。






玄関のドアは共用で、一枚ドア

重厚な木製オリジナルドアは、
濃い目に染色した古材に、鉄の鋲を打ち込んだ、ワイルド感溢れるデザインにしました。






ドアを開けると、2.5帖程のシューズストック、
そして、天井吹抜けのエントランスホール。ホールの広さは8帖強でファサードと同様、
天井からはアイアンのシャンデリアがインパクトをもたせてます。

このエントランスホールまでが、共用のゾーンとなっており、
デザインされたモダンな階段で上下左右に独立した二世帯空間があります。

そして共用ゾーンのもうひとつの目玉としては、このエントランスホールから直接、
庭にアクセス出来ることです。

間口2500mmの大開口折れ戸を開くと、
この広いエントランスホールが更に、
外へと繋がり、開放的でリゾート感溢れる、非日常な世界へと広がります。





二世帯共用の庭は、大きな屋根のある
カバードテラスと芝生のゾーンとで構成されていて、雨の日でも外の空気を感じられる、
このカバードテラスはとっても重宝されている様です。

家族皆でのBBQや仲間を大勢集めての
ホームパーティが多いこの家では、
この庭で過ごす時間が多いそうです。

程よい距離感のある、二世帯住宅、
「生活を楽しむための家」。
参考にしてください。