NDのオーナーさん
サインやガラスにちょっと入ってるロゴ、店内の壁に直接描かれたグラフィック、
そういったグラフィックデザインのセンスに溢れたお店も目にします。
そんなグラフィックの要素を、もっと住宅に取り入れても良いのでは、、
たとえば、表札や住所プレート、オリジナルのデザインパネル、
各室毎のルーム表示、また直接壁面にレタリングしてみたり、、、
そう考えると、以外と住宅にもグラフィックを取り込める要素、色々ありますね〜
「ホームグラフィックス」と名付けて、これから色々と提案してみたいと考えてます。
今、設計に取りかかってるお宅では 、エントランスのガラス面に表札と住所表示を
兼ねたサインを考えてます。
「ゴールドリーフ.レタリング」といって海外でもよく使われる手法で、
もともとはガラス面に金箔とペイントを使って文字をレタリングしていくこの手法。
とてもクラシカルな雰囲気が出てきます。
黒いエントランスにこのクラシックゴールドでレタリングされたら、いきなり
ショップファサードのような設えになってきますね。
そして、「ブルックリンスタイル」がインテリアデザインのテーマのそのお宅、
ブリックが貼られた壁面にはまさにブルックリンスタイルのビンテージサブウェイサインを
オリジナルでデザインしていきます。
何か意味をもたせた言葉や、その家のメッセージが表現出来たら尚良いですね〜。
さらに、LDKには象徴的なパネルデザインと、
造作する大きなブックシェルフには、ブックストア的なサインを組み込んでしまい
エージング感を出した文字表現で、よりオリジナルなビンテージ感を楽しんでみよう〜
などと、色々と妄想しております。
一緒にデザインに参加してくれているのは、
ネイチャーデコールの家のオーナーさんであり、友人のグラフィックデザイナーの方。
NDの家を熟知してくれてるだけに、とても、面白いコラボレーションが出来そう。
床や壁といった素材にこだわるように、またオリジナルの造作家具を製作するように、
その家だけのメッセージ性のある、オリジナルな「ホームグラフィックス」
これ、新しい発想ですね!
これから、どんどん、提案して参ります〜
"オーナーズボイス"をいただきました。
ネイチャーデコールには、色々なご職業のオーナーさんがいらっしゃいますが、
このオーナーさんとは、もともと仕事を通じての関係でした。
その仕事というのも、住宅のサッシやドア、その他輸入建材を扱う会社の営業さんで、
ネイチャーデコールに出入りしていた営業さんのひとり。
彼自身も仕事を通じて色々な設計事務所やデザイナーの仕事も見てきた上で、
私どもに声を掛けて頂けた、というのはとても嬉しい限りす。
先日、久々に彼と二人で一杯やりに行った時の話で、
「オーナーズボイス」も住み始めて日の浅い家もあれば、何年も住んでからの
オーナーさんの声も聞いてみたい、そんな経緯でメッセージをいただけました。
家は出来上がって終わり、ではなく、実際に住み始めてみると
予想以上のことも、予想外のこともあります。
むしろ想定の範囲だけであったら、その時はマックスの喜びも愛着は段々と薄らいでいくのでしょう。
時に手間がかかってみたり、思うようにいかないことも、
そこに家族が合わせ、家も自分にフィットしてきて、
家が自分の一部のような、自分が家の一部のような、そんな調和が生まれてくるのだと思います。
今回のオーナーさんからいただいた言葉からも、
そんな「家」と「家族」の関係性がみられます。
温かいお言葉に、心より感謝いたします!
○オーナーズボイスはこちらから → http://www.nature-decor.com/works/detail33.html
オープンして早、2年目を迎えようとしております。
このお店は、ロゴマークのデザインと建築&内装のデザインの
ディレクションをやらせていただきました。
お店は、大型駐車場もいつもいっぱいになるくらいの大盛況とのこと。
地元近郊の女性客が8割以上、
大変、喜ばしいお話しですね。
外観はいかにも郊外のベーカリーというかたちで、
大きな敷地に大屋根のゆったりとしたデザインです。
円形型のパン釜がポイントの建物です。
外にも気持ちの良いデッキテラスがありますが、
ここも利用するお客様が多くて、オープン後に更に広く増築をしました。
店内、オープン後もあまりレイアウトやデザインも変えずに、
設計当初のそのままの状態でご使用頂いてます。
ただ、季節のディスプレイや絵を入れ替えたりと、
細かく目先を変えて、いつも新鮮な感じを出しているとの事。
主役のパン達です。
調理系からお菓子系まで、かなり多くのレパートリー。
毎月、5〜6種類の新しいパンが生み出されようで、いつも新しい発見があります。
商品への探求心、遊び心、空間への配慮、サービス等々
繁盛するお店のポイントが覗えますね〜
そして、次なるプロジェクト。
このベーカリーに隣接した敷地に、アメリカンバー&ダイナーと
エコ関連のショップを展開していく、というお話。
ちょっとした「オハナビレッジ」になりそう〜
オープンは来年の初夏を目指して、これから企画段階に入っていきます。
ネイチャーデコールの過去の事例の中から、
細かく抜粋し全体のイメージから小さなディティールまで、
何年間もそのご家族とお付き合いをしてる訳ではないのに、
一生暮らす家をご提案していく訳ですから、これはこれは、責任重大です (汗)
妻が幸せなら自分も幸せだなと思います」
大きなズレは絶対に生じないのでしょう。
同じくネイチャーデコールの家の古きオーナーの「Mさん」、
彼は平成10年に竣工した 初期の頃のオーナーさんですが、
縁があり、三人でたまにご一緒させていただく 事もあって、
一緒に新しいネイチャーデコールのお宅訪問をさせていただくこととなりました。
こういうかたちで、オーナーさん同士と繋がれるって、本当に幸せなことです。
それも、新旧平成10年竣工のオーナーさんと、平成26年のオーナーさんとなると、
なんと、16年もの間があるわけです。
家にもデザインの流行や住宅性能自体も日進月歩で進化し続けるのでしょうが、
自分の家を自分のものとして、どう自分らしく住みこなしているか?
というのは、ネイチャーデコール的にはとても大切な事ですね。
平成10年にネイチャーデコールのドアを叩いていただいた、「Mさん」。
今思えば、その頃はまだ今の様なネット環境も無く、
もっと閉ざされた情報の中で、私を見つけ出してくれ、
そしてまだまだ実績も少ない頃の自分に、その可能性を賭けてくれた。
そんな時期のオーナーさんは、やはり意識として自らが一緒に家を創り上げていくという姿勢、人の評価とかデータに頼らない自分の価値基準。
そして自分の言葉や判断にも責任を持つ、という熱い思いを持った人が多いですね。
それはその家での暮らしぶりにも濃厚に反映されているものです。
自分の「好き」が明確で、その家は家主を写し出す鏡の様でもあります。
「PARIS STYLEの家 “WORKS”を更新しました!」
HP内に、新しい事例の“WORKS”と“オーナーズボイス”をアップしました。
家を建てようと考えられてるお客さんと私たちが出会えるタイミングって
確率から考えると、本当に点のような偶然の中から生まれてくるものなんです。
そして偶然、出会ってはみたものの、お客さんの希望にあった事務所のカラーなのか、
そもそも長いお付き合いになるわけだけど相性はどうなんだろう、、
それをクリアーしてはじめて、プランのご提案という流れになっていきます。
今回のオーナーさんも、インターネットの検索から自分の求めるキーワードを入れ、
何人か検討しながらようやくネイチャーデコールにたどり着いてこられたようです。
一生に一度の家、自分の理想を叶えるために、勘と嗅覚を働かせ
まずは大切なパートナー探しからはじめていく、
もうこの段階から家創りのクリエイトは、はじまっているのでしょう。
そう考えると、自分の理想を叶えるための家というのは、
誰でも叶えられるわけでもなく、誰でもが成功するわけではないですね。
スペックや目で見てある程度体験できるものの中から、
決めていける家なら、そんなに苦労はしないのかもしれません。
ただ、規格を越えたものの中に、独自の希望を叶え、
また自分たち家族の目に見えない感覚的な希望までも見据えて
それを実現に向けていくためのパートナー探しというのは、
何より大切な事とおもいます。
むしろそのパートナーと出会えたら、
理想を叶える家の半分は成功したと考えても良いのではないでしょうか。
今回のオーナーさんから、時間は掛かりましたが「いい家」を手に入れることができた、
と言ってもらえることが出来ました。
結果論になってしまうのかもしれませんが、点のような偶然の出会いは、
もともと会うべくして出会えた必然なのかもしれませんね。
「なぜこの人と出会って、この人の家を設計してるのか?」
そんな運命の様なものを注文住宅の家創りには感じずにはいられません。
またひとつ、大きな経験をさせていただいた今回のオーナーさんに、心より感謝いたします!
○オーナーズボイスはこちらから → http://www.nature-decor.com/works/detail101.html
来年着工の千葉、鴨川の海見えのロケーションで計画している、
セカンドハウス&カフェ、サロン併設の家。
先日、オーナーさんにこのカフェをご案内して行っていただきました。
隣接した公園を借景に取り込んだカフェでは、
手作りのケーキ、厳選したコーヒーそしてご主人がセレクトした
インテリアミュージック。。
そんな全体感にすっかり癒され、日頃は慌ただしいご主人もその空間に
融け込んでしまったようです。(笑)
「行列が出来るレディースクリニック "WORKS"に更新しました!」
HP内に、新しい事例の"WORKS"と"オーナーズボイス"をアップしました。
新しい事例と言いましても、この事例実際は完成が2013年になりますが、
ようやくクリニック自体も新しい環境に慣れてきたところで竣工撮影を行ってきました。
今回のプロジェクトもまた感慨深いものとなりました。
というのも、このクリニックの前に先生のご自宅も手掛けさせていただき、
またそれと同時にご兄弟のお兄さんの自宅、更にはお兄さんのこどもクリニックと、
ご兄弟の職住に渡って設計を関わらせていただくという大プロジェクトだったからです。
なにか深く運命的なものを感じずにはいられませんでした。
そしてプロジェクトの一番最後が、このレディースクリニックとなったわけです。
「自然体であること」「五感に訴えるもの」「感覚や勘を大切にすること」
そういった価値観が合致し、お互いとても理解しながら進めてこれたのが印象的です。
常日頃お話ししているのは、「家がその家族にあたえる影響」
間違いなくどんな家で暮らすかで、価値観や感覚的なこと、
子供においては情操にさえ影響していくのだと考えます。
今回はレディースクリニックという場をデザインさせていただきましたが、
「新しい生命が誕生する場」、それはもの凄く意味深いものだとおもいます。
神経が休まり、ゆっくりとリラックスできる、
大げさに言えば「スピリチュアルな場」を意識しながら考えて参りました。
この場所から、また新しい命が安心して健やかに誕生できますように。
良い具合に人も家もフィットしてきたところで、住宅撮影を行いました。
五年という歳月、このお宅には新しい家族も加わり、
小さかった木もうっそうとするくらい、大きく成長し時の流れを感じます。
外を全開口に開け放し、大きな吹き抜けのあるリビング&ダイニングを
こだわりのオーナーは、一気に家具を買いそろえることなく、
ひとつひとつ厳選しながら、気に入った物を少しずつチョイスしています。
都内の住宅地とは思えない、広い敷地にゆったりと計画されたこの家、
うっそうとした緑が、隠れ家ホテルのようでもあります。
階下のリビングゾーンを見渡す2階のフリースペース。
とても趣味性を感じる住まい方ですね。
撮影後は、カメラマンさんも交えて、庭のカバードポーチで
七輪によるBBQ。
暑さと疲れからか、あまりにも良い気分で酔っ払ってしまったようです。
かっわいい赤ちゃんも家族に加わり、
ますます良い雰囲気の「Kさんご家族」
ありがとうございました〜!
「湯河原の家」にお招きいただきました。
エントランス前の川に面したカバードテラスで、
そう、こんな風に活用し楽しんでもらえたら、、、と
まさに設計時に想像したとおりのシチュエーションでのBBQ。
風もなく、とっても暑い日でしたが、この開放感はやはり良いものですね〜
BBQの仕切り役はご主人の仕事。
なにを食べても美味しくいただけました。
カバードテラスに面したピアノの部屋では、
お嬢さんと奥様からのピアノの音色の贈り物。
自然の中でのとても贅沢な時間に、皆、ご満悦。
ご家族の幸せそうな笑顔が、とても印象的でした。
時間が経つのははやいもの、
夕方の明るい時間帯からだんだんと日が落ちてきて
キャンドルが良いムードに。
風も、徐々に気持ちの良い風にかわってきました。
そして、今日の目玉は2階のデッキテラスからの、
海に打ち上げられる、湯河原の花火大会!
最後に記念写真をパシャリ!
皆、良い笑顔です。
愉しいひとときと、贅沢な時間、ありがとうございました!
自分たちがやっている住宅設計の仕事なんだと思います。
「個に対して深く向き合う」そんなふうに感じます。
大浦比呂志
数々の有名デザイン事務所で店舗デザイン、個人住宅建築、インテリアデザインなどに幅広く携わる。
1994年にネイチャーデコール(大浦比呂志創作デザイン研究所)を設立。
「人にやさしい 自然体の暮らし」というコンセプトをもとに、
独自のテイストで注文住宅を数多く手掛ける。
「自分らしく、自然 体でいられる豊かな生活」「五感に訴える空間づくり」を提案。