Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

現場

「住職併用リノベーション 引渡し」

「住職併用リノベーション」引渡し。

長かったこのプロジェクトもようやく今日が引渡しとなりました。

このブログでも何度か紹介しましたが、
ネイチャーデコール主体でイニシアチブを取りながら進めていくいつもの形とは異なり、100%オーナーさんが「こうしたい!」をひとつひとつくみ取り、パーツや一部素材までオーナーさんの思い入れのある支給品を取り込み、それを具現化させていった、リノベーション。

確かにここまで変則的なカタチの進め方は、なかなか他では出来ない事で、
設計の組み立てもさる事ながら、臨機応変な施工側の能力と対応が問われる仕事でした。

オーナーの「自分でやりたい!」という熱い思いがあれば、かなり変則的な事であっても、皆を動かす事が出切るんだなあ〜とあらためて感じました。

今日の引渡しは、空間の「器」の完成であり、
この白いキャンバスに、オーナーセレクトのこだわりの家具やアンティーク、ディスプレイや調度品が加わり、はじめてこの空間の完成となるので、
今回は、空間の「器」の部分の主にディテールを中心に紹介します。



職(アトリエ)の重厚な黒いアンティークドアから、エントランスを見る。





エントランスホールから、階段室。







造作のハンドメイドキッチンまわり。






まだガランとしたリビングルーム。

生活感のあるテレビは重厚なアンティークドアの扉の裏に隠して。








アトリエの扉、エージングワークなど。








引渡しなのに、このパワダールームまわりはまだ完成前で、これからフィニッシュへ。



この家本体は、30年近く前のヘーベルハウスでした。。

こんなカタチで、完成した今回のリノベーション。
オーナーさんには大変喜んでいただきました!


こだわりの家具がセッティングされた段階で、また全体を紹介させていただきますね。







「住職併用のリノベーション 追込み中!」

江戸川区 「住職併用のリノベーション」もいよいよ追込み中。
予定では、5月中旬完成でしたが、ここにきて、少し押して来ています。(汗)

エントランスホールは、このチャーチ型のアーチとフットライトの間接照明が、上層階への期待感とスムーズな動線をアプローチしてくれてます。

壁は漆喰で仕上げています。





これもエントランスホール。

この床はまだまだ仕上げ途中ですが、
最近のネイチャーデコールのプランではちょくちょく登場してくる素材です。

この床の仕上げまでのプロセスは、
また単独でこのブログからお知らせしますが、
最近自分の、一番お気に入りのマテリアルのひとつなんです。


明かり取りに使われてる、この鋳物の
装飾パネルは、オーナーさんの支給品。

このお宅は、家具やドアノブ、照明器具や衛生陶器などなど、そんな支給品がそこかしこに組み込まれた家なんです。




長さが3メートル近くあった、アンティークの扉は、この様にテレビをわざわざ隠すため、そしてインテリアのアクセントのために、サイズをこの家に合わせて詰め、更にこれからこの上に白のエージングを施して完成します。



次回は、仕事スペースやLDKの全貌が、
もう少しお知らせ出来ると思います。




設計段階での打合せでは、なんと7時間以上も掛けた、ガチな打合せがなんども行われました。。
そこまで、長期戦になる事は珍しいパターンでしたが、独自の世界観を持っておられるオーナーさん。
なかなか、妥協が無く、本音を言わせてもらうと、正直なんども折れそうになっていた事を思い出されます。

そんなプロセスを踏んできた家も、あと数週間で完成する、と思うとホッとする様な、寂しい様な、、

これ、引渡しが近くなると、毎回味わう独特な感じなんです。

オーナーの熱い思いがこもった、良いお宅になりそうです。













「上棟式からの現場チェック」

今日は「小平の家」の上棟式。

このお宅は地鎮祭の時も、高野山から神主さんを呼んで、なんと3時間にも及ぶ「とこ鎮めの儀」を行ったのですが、上棟式でも同じ神主さんに来ていただき、いつもと違う形で、執り行われました。

今まで、もう何軒もの上棟式を行ってきましたが、色々な形があるものですね。

建物の中心と四隅にこのお札を納め、
工事の安全祈願と家族の繁栄を祈念している、、、のでしょう。


とにかく、無事に棟上げも済み、
綺麗に工事が進められております。







そして、次に回った現場は、
杉並の「四世代ひとつ屋根の下に暮らす家」。ここは大きな家なので、大工さんが3人で木工時を行っています。



今日は大工さんに無理を言って、ひとつ大きな変更をお願いしてしまいました。

南の中庭に開いたリビングですが、
想定していなかった、北側からの光がなかなか良い感じに射し込んできます。
壁を「白」で仕上げたら更に反射光で明るくなってきます。
そこで、この勾配天井の一番高い位置に大きなガラスフィックス窓を追加してもらうことにしました!

このリビングルーム。
より立体的な良い空間になってくることでしょう ^_^


やはり、現場で作り上げていく作業は、
楽しいですね。
デスクの上の設計段階では見えてこない事も、よくあります。

快く?請けてくれる大工さんには、
本当に感謝です!

そんな訳で、今日は、現場まわりの1日でしたー







「新しい現場コマーシャルシート出来ました!」


あまり住宅メーカー風や設計事務所風じゃ嫌だったので、こんな感じの、
黒板に見立てた様なデザインで作ってもらいました。
はじめてこの新しい現場コマーシャルシートが掛かった現場は、
杉並区で進行中の「四世代が一つ屋根の下に暮らす家」






今は、木工時の真っ最中。

サッシが取付き、壁の断熱材が納められていきます。
断熱材は「アクリア ネクスト」
高性能グラスウールです。





開口部の防水処置も、各部位ごとに
丁寧に施工されておりました。




二階から覗き下ろした、中庭です。


ここまでの段階では、予定よりも一週間以上早いペースで現場を進めていただいてます。
今のところは、、ですが、
一週間分の日にちの貯金が出来ています。






「ライティングデスクの前は桜で満開」

江戸川区「住職併用のリノベーション」も、5月中旬の完成を目指して着々と進んでいます。
二階のLDKにあるDENコーナーの一角。そのライティングデスクの目の前の大きな出窓からは、満開の桜が!

リノベーションなので、長くこの地に住んでいたオーナーは、このシーンを想像しながら、新しくデザインされる家に上手に取り込んでいく事を、望んでいたのでしょうね〜




オーナー支給の存在感のあるアンティークが現場に続々と搬入されてきました。
このドアも現場で再加工の手を加えて新しい表情で取り付けられます。




階段のフットライト、間接照明もなかなか良い感じになりそう。
階段一段ごとに間接を入れていく事に、現場ではかなり手を焼いていました。






寝室の前のバルコニーには、
近隣からの視線を完全にシャットアウトして、プライベート感を楽しめるように、白くシャビーにペイントされたウッドフェンスを高く立ち上げてます。


今日は、漆喰塗りのテクスチャーの打合せやエージング塗装のディテールの話が現場で行われ、いよいよこれから、仕上げ工事に入っていきます。



「季節の花が入りました」

先日、引き渡しを済ませた、
「藤沢の二世帯住宅」に春の花が入りました。

春の花は、「ガーデン&ファニチャーズ」さんによるものです。




花に色付くのが待ちどうしい。





「四世代 ひとつ屋根の下に 祝上棟」

杉並区で、テーマ:「四世代がひとつ屋根の下に暮らす家」本日上棟しました。

さすがに中庭を取り込む、延べ床面積60坪強の家。 なかなかの存在感。




もともとこの家にあった木々は事前に新しい配置で移植しました。

そんな樹木「しだれ紅葉」が新しい家の中庭で、
シンボリックに良い位置をキープしました。





基礎工事から骨組みの構造体も、
しっかり丁寧に工事していただきました。



さー秋口の竣工に向けて、このプロジェクトもいよいよ始動。


進捗はまた、このブログでお届けします。








「こういう仕事、、いったい誰が出来るんだ??」

江戸川区で住職併用のリノベーションがはじまりました。
住職併用というのは、仕事場スペースを
兼ね備えた住居。

1階部分はジュエリーデザイナーのオーナーのための、アトリエです。

もの作りに関わるオーナーは、
またその審美眼も、とにかく並外れたこだわりで、独自の「WORLD」をお持ちの方。。

設計段階から、ガチでぶつかり合い、
変更に変更を重ね、ようやく現場に突入、そんな流れで来ています。(汗)

そんな訳で、修正だらけのスケッチと平面図を頼りに、細かな図面も無く突入したこの現場は、その場その場で確認しあいながら決めて行くので、通常の仕事とは違い、とにかく先に進みません。

設計図でも確認し合えないのであれば、
「現場で進めながら決めていきましょう」、、
そんな事を言ってしまったから、
すべて自分に降りかかってきた事なのですが。。。







オーナー支給という、
家具や照明、アンティークの材料、金物、タイルなどの建材に至るまで、
自らの「WORLD」を創り上げるため、
一切の妥協がありません。

このリノベーションの半分以上はオーナーが自分で手配した支給品です。


実際、この手の仕事って、
どこで出来るんでしょうか、、
誰がやるのでしょう?

スタイルを限定してる設計事務所では出来ないし、審美眼のあるオーナーの世界観を具現化するには、相当な引き出しとそれをアレンジできるキャパシティーが無いと出来ない。
勿論、なんでも出来ます的な建築屋さんでは、センスが追いつかない。。

「これって、私が必要な仕事ですかー」
と、正直 打合せの席で言ってしまった事もあるのですが、、



また、出会うべくして出会ってしまった、、、そんな仕事になりそうです。

いわゆるネイチャーデコールスタイルでは無いけど、新たなヒントと共に、
ものすごくいい感じのリノベーションが出来そうな予感が。
そもそも、新しいスタイルはこうして出来上がるのかもしれませんね。
 

進捗はまたこのブログで、、(汗)













「地鎮祭が続きます」

先週の小平市での地鎮祭に続き、
今日は杉並区で地鎮祭が行われました。

ここは、都内にもかかわらず、敷地面積
約140坪という広い土地に計画され、
「親子三世代が一つ屋根の下に暮らす」
をテーマにした、ハートウォーミングな
心温まる家です。

それにしても、早朝の8時から始まった
今日の地鎮祭は、寒かったーーー

皆 凍えています。。





先日、昔から使われていた古い家の解体を済ませました。

敷地のど真ん中には、こんな風情のある、昔ながらの井戸があったり、、



それぞれの家族が集まれるこの家の一番のポイントは、この井戸もそのまま取り込む、
デッキスペース〜ピザ釜付きのアウトドアダイニングゾーン。

中庭として、外に開かれ内外が開放的に繋がってくる、のびやかな家になります。


完成は秋頃になりますが、
このお宅の進捗もまた、このブログの中で紹介していきます。






「初期の提案から完成するまで。。」


栃木県、小山市で進めてきたリノベーションもようやく、昨日施主検査を
終え、お引き渡しとなりました。

今回、オーナーさんから渡されたテーマが、NYを舞台にした海外ドラマ「ホワイトカラー」。
その主人公「ニールの部屋」をイメージして欲しい、というもの。

連想されるイメージとしては、天窓、大きな書棚、そして暖炉を中心に、
落ち着いた色調でどこかNYのスノッブ感漂う感じ、
そんなものをエッセンスに内装デザインしていきました。

ネイチャーデコールでは、初期提案でオーナーさんへのイメージの伝達方法として
デザインスケッチで魅せていきます。

今回は、初期提案がどのようなかたちで完成に至ったかをを解説させていただきます。








1.ビフォー:初期提案でのリビングイメージ

サンルーム


1.アフター:完成後のリビング
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サンルームを新たに増築して、ここから暗かったリビングに光を取り込みました。
古材を使用しながらもモダンなイメージの暖炉(ガスストーブ)が部屋の中心です。
そして、天井を取り壊し、吹き抜けを設けて、そこに突き抜けていくような
大きな書棚を作りました。
白いドアの、モールディングなど細かなディティールですが、「ニールの部屋」から
イメージを繋げてます。







2.ビフォー:初期提案でのリビングイメージ.その.2
全景



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グレーのブリックの壁に、古材で製作したハンガードア。
床のヘリンボーンもこの部屋では、落ち着いた印象に見えます。










3.ビフォー:初期提案でのダイニングルームのイメージ
修正



3.アフター:完成後のダイニングルーム
1
2
3

このゾーンも初期提案のスケッチのまま仕上がってます。

ここは、もともとは独立した閉鎖的なキッチンでした。
今回のリノベーションではダイニングとキッチンの仕切りにガラスパーテーションを
設け、光を取り込むと共に、キッチンとダイニングでの
コミニュケーションをはかりやすくしました。







4.ビフォー:初期提案でのエントランスホールイメージ
エントランス


4.アフター:完成後のエントランスホール
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シューズストックの仕上げを提案時のものより、
質感のある古材を使い、よりハード目の印象に変えました。

ここでも、オリジナルのアイアン照明、アイアンの手すり、
ハンガードアと、オリジナル感あふれるアイテムがエントランスホールで
印象付けます。









5.ビフォー:初期提案でのバスルーム回りのイメージ
水廻り


5.アフター:完成後のバスルーム
1

新しい和モダンのバスルームで既存の坪庭をうまく生かすことが出来ました。

はじめのスケッチから提案しているとおり、どうしてもここでは、レインシャワーを
取り入れて欲しかったのです。これ、正解!









6.ビフォー:2階ファミリールームのイメージ
2階書棚


6.アフター:完成後の2階ファミリールーム
画像

1階から吹き抜けを貫通した、大きな書棚を2階のファミリールームから見た画像です。

ここは、家族皆で本を読んだり、宿題をしたり、勉強や趣味の本に没頭できるような
ライブラリー的なファミリールームです。







こんな感じで、一枚のイメージデザインスケッチから家がその台本に沿って
出来上がっていくわけです。
詳細に寸法を記した、設計図面も勿論大切ですが、
構想段階の「熱」をディティールで伝えていくためには、こういったスケッチが
より効果的なんです。
おもしろいもので、はじめの構想とはいえ、その中に描かれた、
「素材」「照明」「設備機器」「インテリアの家具」等々ほとんど、そのイメージから
外れていくことはなく、初期の思いのままに出来上がっていくのが、
ネイチャーデコールの家なんですね。
そしてまた、このスケッチを具現化するための、
現場での細かなデザイン監理というものも、とても大切になってきます。

また、インテリアがととのい、この家の台本(コンセプト)の通り完成した姿を
竣工写真でお知らせしますね。









わんぱく小僧

さ〜、新しいこの家(家族のステージ)で、早速わんぱく小僧達が
飛び回っています。

この家で、どんなことを感じ、成長していくんでしょうかね〜

いつも、こんなことが一番の楽しみなんです。






 

「地鎮祭もいろいろ」

暖かい晴天に恵まれた、大安の今日
東京西部の小平市で地鎮祭が行われました。
色々な地鎮祭に立ち合ってきましたが、
今日はオーナーさんの手配により「高野山」から来て頂きました。
略式では無い、昔ながらのしきたりによるものらしく、前準備から始めて、
なんと3時間以上の式でした。










敷地の四方に竹を立て、結界をはっていきます。

土地をしっかりと清め、ご挨拶をして、
いよいよ建物に着手。


このお宅の進捗もまたブログで紹介していきます。





「完成まで、いよいよ二週間きりました」

仕上げの左官工事と器具付けなどを残し、栃木県小山市で進行中のリノベーションも、完成までいよいよ二週間をきりました。
当たり前ですが、この時期は毎日どんどん現場も変化していきます。

左官工事の養生で、現場はビニールシートで覆われていて、あまり全貌が見えてきませんが、途中経過を少しだけ、、

それぞれに、お好みのアクセントカラーに塗られた、LOFT付きの子供部屋。

このLOFTはファミリールームのLOFTにも繋がっていて、グルグルと回遊できるようになっています。




マスターベッドルームは、舟底天井を白い板張りにし、壁はグレートーンの淡い色合いで、カーテンも含め、フレンチシックにコーディネートしていきます。





グレーブリックが程よいスパイスを効かせています。





今回のリノベーションでは、かかせないアイテムが、この増築により生まれたサンルーム。
ここから、あまり陽の当たらなかったリビングに光りを取り込んでいきます。







坪庭のある、和を感じさせるバスルーム。バスタブは十和田石、そしてヒノキのアロマを楽しめるお風呂。

最近、水周りに「和」を持ち込むのが、マイブームで、やはり癒しを意識した、
日本的な風情が良いですね〜。








しっかり、左官のテクスチャーも現場で再確認しあい、いよいよ完成に向けてラストスパートです。










「2016年も現場LIVEはじまってます!」

この現場もいよいよ慌ただしくなってきました。
今、栃木県小山市で進行中のリノベーション。以前、このブログでも紹介させていただいた、海外テレビドラマ「ホワイトカラー」の「ニールの部屋」のインテリアをイメージして進めている案件。

リノベーションの為、解体工事〜下地、骨組みの修正、補強に予定より時間を費やし、当初1月末の完成が、2月中旬まで
工事を延長させていただく事になりそうです。

これからは、一気に仕上げ工事に突入していきます。

エントランスホールには、壁面全体を
古材のランダム貼りで構成する、
シューズストックが工場から仕上がってきました。


階段も以前あったものを取り壊し、新規に作り替えてます。
壁から突き出すステップの揺れや補強を
調整しながら設置中です。






吹抜けを通して二階にまで立ち上がる
大きな書棚が、この家のリビングの目玉になります。

二階までのスチールのハシゴを製作中です。




「ニールの部屋」を印象付ける、
黒いスチール製のサンルームは、増築して、面積を広げました。
以前は暗かったリビングに、
ここからの光を取り込む計算です。





リビングとはイメージを変えたダイニングゾーン。
以前は独立していた北側のキッチンも、
ガラススクリーンで開口して、ダイニングから中の様子もうかがえる様にしました。

セミオープンスタイルのダイニング&キッチンで、作業性の向上と部屋に広がりを
持たせることが出来ます。




リノベーションとはいえ、フロア面積60坪強の大きさのため、
仕上げにおいても、新築工事と変わらないボリュームで、2月中旬の完成に向け、2016年もこんな感じで、慌ただしくはじまってます。。













「フィニッシュWORKSの面々が登場!」

「藤沢 鵠沼の二世帯住宅」なんとか、
内部引渡しに間に合いました〜!

遠方の為、途中経過をなかなか確認してもらえなかったご両親も今日は朝から
お立会いいただき、仕上がりを大変喜んでいただけました。

         
一階部分のご両親のゾーンで。

お母さんのこだわりのキッチンで、
本当に仲睦まじい姿、いつもほのぼのします。


そして、今日はネイチャーデコールの家のフィニッシュWORKSのクオリティを
更に高めてくれる、このお二方の登場!

窓を素敵に演出してくれる、
お馴染みの、ロブジェ吉野氏。

今回はバーチカルブラインドでスッキリとモダンに演出してもらいます。





そして軽井沢からガーデンアンドファニチャーズの長谷川さん。
長谷川さんには初期のデザイン提案の段階からガーデンデザインを同時に関わってもらっていて、今日は実施に向けての具体的な打合せとなりました。


こうしたプロ集団が皆で関わりあって、
ネイチャーデコールの家が出来上がっていきます。



建物の引渡しの後は、
ガーデン、家具や照明といったインテリアコーディネート、
カーテン、インテリアグリーンなど、
その家のコンセプトにそって、
トータルでコーディネートを行い、
いよいよ完成となります。

住宅は建物を作るだけでなく、
そこに置かれる家具や照明、カーテンなどで大きく印象が変わってきます!
家具やカーテンはお客さんの好きなもので…では、全体デザインを壊してしまうことだってあります。

統一したコンセプト(その家のシナリオ)で、トータルで考え、その部分に費やす予算もはじめから確保して考えることで、はじめてバランスの良い家となってきます。
これは間違いありません!

必ず「家」+「庭」+「インテリア」を
ひとつのものとして考えていくことを、
オススメします。


このお宅も、皆がお引越しされてくる、3月頃までに更にデザインが整い、
より一層、魅力ある家になっていくことでしょう。


















「この眺望をどう取り込むか」

来年からデザインに着手するこの土地は、
完成間際の「藤沢 鵠沼の二世帯住宅」
から、車で10分程度のところ。
片瀬の高台立地で、遠くに海が見え、
抜け感のある、眺望に恵まれたロケーション。

古家の解体が終わり、現地確認に足を運ぶと、青空の下、富士山が真正面に見えていました。
流石にこの眺望は、あがります!

室内空間から、またガーデンスペースから、この景色をどう切り取るかが、
デザインのポイントになりそうです。








そして、「藤沢 鵠沼の二世帯住宅」
の進捗状況のチェック。

外の足場が外され、重厚感のある、
古材の製作玄関ドアが取り付いています。





アクセントウォール  そして、
吹抜けの開放的な玄関ホールから、
浮遊感のあるランダムライトが吊り下げられてます。






親世帯のLDKには、迫力のラバーストーンが一面貼られてます。






二階は子世帯。
天井高さ2800の高天井はやはり気持ちも良い!
この高さの設定は正解でした。

キッチンキャビネットは全て「白」のピアノ塗装で、まだあと2〜3行程、バフ掛けを繰り返し、仕上げていきます。


完成に向けて、着々と進んでおります。








「今日の現場」

年末の引渡しに向けて仕上げ工事の業者さん、大集合で追込みの現場です。

藤沢市、鵠沼で進行中の二世帯住宅、
まさにこの一ヶ月は山場!

隠し部屋のロイヤルブルーの壁が、
インパクトもって仕上げられました。










何業者もの仕上げ業者が現場に入っていても、ここはいつものチーム。

ピリピリすることも無く、譲り合いながら、丁寧な仕事をしてくれてます。

おなじみの業者さんというのは、
ここが良いですよね。
皆、求めるクオリティのゴールがわかってるので、本当にこの部分は安心です。


さー、あと一ヶ月!
もう、よろしく頼みます、としか言いようがありません。。







「横須賀 秋谷の家 ようやく完成‼︎」

横須賀 秋谷で進めてきたリゾートハウス
約8ヶ月の工事期間を掛け、ようやくクリーニングが終わり、引渡し目前です。


     
この家は「心を解放するため」
一般住宅ではなかなか出来ないような、
いろいろな新しい試みにもトライしました。







広いエントランスホールはそのまま、
海を見下ろすデッキテラスに繋がります。






外部からアールの擬石の壁が内部に入り込み、そこに溶け込むような、アンティークのドアを開けると、たっぷりのシューズクロークになります。






フランス漆喰「セニピエール」で
仕上げた、ゆったりとしたメイクルーム。








鮮やかなブルーのタイルで統一された、
パウダールーム〜外が一望出来る大開口のバスルームも見せ場のひとつ。








変則的な階段のデザイン。

地層壁で二階へと誘導されます。

壁を切り取って現れた地層の様です。







 

  
     
二階は肉厚な左官壁のアールが幾重にも重なり、約1メートル上がったコクーンのようなゾーンがキッチン&ダイニング。









左官の柔らかい壁と相反した印象の
スチールのメッシュ素材。

この家は、そういった相反した素材や要素をぶつけているところもポイント。

大きく緩やかなアールの壁が、エッジの効いたスクエアな壁に吸収されていきます。そのメッシュの奥がダイニングです。








     
         
勾配天井の大空間からはトップライトを
通して、サンサンと陽射しが降り注ぎます。





だんだんと陽が傾き、夕暮れのカバードテラスからの眺望。

残念ながら今日は見れませんが、
遠くに富士山を望みながら、落ちていく真赤な夕陽はまさに、非日常のリゾートハウス。

スローな時間が流れていきます。

細かなこだわりや見所はまだまだありますが、少しだけお披露目です。






「アクセントウォールはブリックパターン貼り」

テレビの設置されるアクセントウォールに、ブリックタイルのパターン貼りで
演出しました。

完成まであと少しの「横須賀 秋谷の家」。

三種のブリックタイルを組み合わせた、
ランダムなパターン貼りです。







全景はこんな感じ。

間接照明をあちこちに仕込み、
立体感のある、アクセントウォールになりました。

壁に厚みを持たせ、右側にはスライド棚が設置され、本やCDを収納出来る様にもなってます。

ヘリンボーンの床とも良いバランスがとれてますね。





ブリックを貼りあげた上から、
薄っすらと「白」の水性塗料をのせる事で、柔らかい、シャビー感が出てきます。



ラフな白板貼りの勾配天井にはトップライト、間接照明で立体感をもたせた、ブリックタイルパターンの壁、オークのヘリンボーンの床。

なかなかインパクトのあるコーナーとなりました〜













「今日は階段の組み立て」

藤沢、鵠沼で進行中の二世帯住宅。
木工時もそろそろ完成間際、、
12月の竣工〜引渡しに向けて、
いよいよ仕上げ工事に入ってきます。


親世帯も子世帯もそれぞれに特徴を
もたせた二世帯住宅なので、
延べ床面積60坪強の、仕上げもボリューム感があります。
年末に向けての慌ただしい工事が
いまから予想されます。。(汗)







そんな中、今日は階段の組み立ての日。

二世帯の共用のエントランスに取付く
この階段は、単に機能としてのものだけでなく、エントランスの開放性と誘導される期待感、そして、ひとつのオブジェにも見える存在感をデザインに求めました。

吹き抜けに光を取り込む大きなガラスブロックにシンプルなフォルムがマッチしています。






片側の鉄骨のフレームをまずしっかり固定し、手すりの付いた右側の部分は、
フリーに動く様にしながら、
上から一段一段、段板を鉄骨の溝に入れていきます。






そして、3人がかりの組み立てが終わり、
こんな感じのスケルトンの鉄骨階段になります。

手すりは、重苦しくなら無い様に、
この鉄骨のフレームに、ワイヤーが通るだけの軽い印象にしています。

またひとつ、階段デザインの
新しいバリエーションが加わりました。





「ガラスの映り込みを計算できなかった、、件」

以前このブログで紹介した、
「ガラスの映り込みを計算できなかった。。」というテーマで、
今、進行中の「いえみせ リノベーション.カフェ」での出来事をお話しました。

折角の裏山を観る為のピクチャーウインドに、反射光の映り込みが出てしまい、
ピクチャーウインドとして機能せず、検討課題となりました。

今回のこのカフェは、都心では味わえない、丘の上の緑豊かな環境の中、
外の景色を楽しみながら、ゆったりとした時間と美味しいコーヒーを提供するお店、というのがコンセプトのひとつでもあったため、オーナーさんもこの部分は
真剣で、オーナー自らが色々と調べ、資料を取り寄せ、検討を重ねていきました。

そこで、採用したのが
旭硝子の「クリアサイト」という商品。













これが、以前の反射光の映り込みの状況

曇りの日でも、反対側の窓の景色がしっかり映り込んでしまい、
肝心な裏山の景色がよく見えませんでした。






それが、こんな状況で、ここまでしっかりと外の景色を取り戻す事が出来ました。

ショーウインドの反射を軽減するために、ショップのファサードやショーケースなどにも使用されてるガラスのようです。

「低反射ガラス  ガラスの向こう側が見やすいガラス」そんな素晴らしい機能のガラスです。
お値段は少々高いのですが、オーナーさんのこだわりポイントの高いこのカウンター越しの裏山の景色。

今回は採用していただくことが、出来ました。






郊外の丘の上の特等席で、
野鳥を観ながら、美味しいコーヒーで
スローな時間を是非、ご堪能ください。



詳しいお店の情報は、
あと少し、 オープンを待ってまたこちらから、お知らせします。








プロフィール

大浦比呂志

数々の有名デザイン事務所で店舗デザイン、個人住宅建築、インテリアデザインなどに幅広く携わる。
1994年にネイチャーデコール(大浦比呂志創作デザイン研究所)を設立。
「人にやさしい 自然体の暮らし」というコンセプトをもとに、
独自のテイストで注文住宅を数多く手掛ける。
「自分らしく、自然 体でいられる豊かな生活」「五感に訴える空間づくり」を提案。

ギャラリー
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