Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

思うこと

「な〜んかホームな感じ」

まだ夕方、18時位な時間なんだけど、
なんだか仕事がはかどらず、もう早い時間から飲んじゃいたい…そんな気分の日。

以前から気になっていた、外にはジャクソンブラウンのイラスト、ファサードのデザインはなんちゃってSanta Fe、、
そんな駅の向こう側にあるお店。
少し散歩がてら覗いてみようと早々に事務所を出て行く事に…

18時過ぎの早い時間にもかかわらず、そのお店はオープンしていた。
二階建てになっていて、1階は立ち飲みBARで18時からオープン、
そして、少し形態の違う2階はアメリカンBARで21時から深夜過ぎまで年中無休で営業してるらしい。

しばらく飲んで少しほろ酔いになってきた頃、このお店のオーナーがやってきた。白髪の長い髪を後ろで縛り、インディアンジュエリーを身につけながら、
良い具合に日焼けした雰囲気のあるその風貌。
初対面でなんだか同じ様な匂いを感じてしまった、、

色々と話をしていくと、70年代〜80年代のアメリカンロックが好きで、若い頃からサーフィンに明け暮れ、その時代のカリフォルニアカルチャーが好きで、ハーレー乗り、そして人好きが高じて地元で何軒かのBARを経営するかたわら、木に癒されて、ログハウスビルダーも掛け持ちしてる、、そんなナイスな経歴の持ち主。

当然、同じ様な匂いを感じる訳ですね〜

帰る時には、「ひろし〜また!」そんな感じで、熱い握手をして、、、

なんだか今日は新しい出会い、とてもハッピーな気分に浸って飲んでしまった〜

30代や40代の頃は、柄にもなく異業種交流会的なものにもたまに参加して、無意味に名刺交換して、どれだけ有名な人を知ってるとか、こんなに大きなビジネスをしてるとか、今思えば馬鹿みたいな話をしてる輩達…息苦しいそんな場でなにか出会いがあれば、なんて少し思ってた時期も自分にもあったけど、
いまの年になると、嗅覚で反応し無理しないで、いれる人を嗅ぎ分けてる、そんな感じがします。

そういう意味で、今日はとってもホームな気分でナイスな出会いがありました〜

また通ってしまう、そんな場が見つかりました。(笑)


、、、おやすみなさい。


「楽しい妄想、、、」

今、設計進行中の「藤沢市片瀬の家」。
この家の魅力はなんといっても、
片瀬の高台から見下ろす眺望!

遠くに相模湾、そして天気の良い日には
富士山も見れる、抜けの良いロケーションです。

その眺望をどう取り込むかが、
このお家を生かす、一番の「肝」となってきます。



となると、やはりLDKは二階にもってくる、というところを大前提に、ここの設計はスタート。

そして二階のLDKからこの景色をどう取り込むかを、いろいろシュミレーションして、
外のデッキに繋がる開口部の提案がはじまりました。




一案目
これは初回の提案です。

ビルトインされた暖炉を中心に、
リビングゾーンからもダイニングゾーンからも、wide2400ミリ程度の大きな引き違いサッシでデッキと繋げていく、という案。
一階から上がってくると、まずは中央の暖炉でインパクトを与え、そして外の眺望へと目を向けていく。
そんな、ワンクッションおいて、外を感じさせるプランです。





二案目
このプランでは、ビルトイン暖炉をダイニングテーブルの真芯にまるで「絵」の様に見える高さに移動し、その分デッキへの開口をwide3300ミリとひとつの大開口にまとめていく、という案

外と繋がる間口が3メートル以上もある、
というのが、初回の提案より開放感がアップすること間違いありません。

ただここで注意しなければならないのが、
その3メートル以上の開口にどんな窓を取り込むか?ということ。


     開閉時
 

    閉じた状態


これは過去のネイチャーデコールの事例

一般的な提案では、この事例の様な
アルミ折れ戸を使うことが多いもの。

ただしこのアルミ折れ戸、開放した時は
良いのですが、閉じている時はどうしても、サッシのフレームが細かくて、ピクチャーウインドの様には、ガラス越しにスッキリと外を見ることが出来ません。

実用面やコスト面と言った総合的な部分で、ネイチャーデコールの過去の事例でも大きな開口を設けたい場合、ほぼこのアルミ折れ戸を採用してきました。

今回の「藤沢市 片瀬の家」では、
開けた時の開放感はもちろんのこと、閉めている時でも、外との一体感を感じていたい、ということと、その眺望を最大限に生かし切るために決めた場所でもあります。
ここが一番の「肝」なんです!

そこで、通常のアルミ折れ戸の何倍もの費用は掛かってしまうのですが、
どんな大きな間口でも開放出来、尚且つ
大きなガラス面の窓が可能、という特殊な窓を採用することとなりました。






三案目
そこで、ようやくこの3案目のプランに落ち着きました!

欲張らずに暖炉は別の位置に移動。
その分、なんと5メートル以上の大開口を
手に入れることが可能になりました。

想像してみてください。
間口5メートルの大開口が大きなデッキと
繋がり、その先には相模湾に開かれた抜けの良い眺望!
外も中も無く、ひとつながりになる。

こんな贅沢って無いですよね〜^_^

ようやく、この眺望を生かし切る計画が整いました!

本当にここに落ち着くまでは、
歩いていても、お風呂に入っていても、
ごはんを食べていても、そればっかり考えていて、もうほとんど病気のよう、、
いつもいつも頭の中で妄想している。
これって「職業病」なんですね〜

でも、それがなんか腑に落ちた時って、
栓が抜けたように、スッキリ。。


そんな感じで、毎回毎回いつも妄想しちゃってます。
うちの奥さんには、よく、人の話を聞いていない、、なんて言われてますが (笑)
ごめんなさい、そんな時はいつものように、妄想中です。。

















「プレゼン前のヒヤリング」

ネイチャーデコールでは、お客さんにはじめてのプランを提案する前に、
なんどかお会いして、細かなヒヤリングをしていきます。
まるでお医者さんでやるような、問診、
いや、もっともっと細かな事も直接聞いていきます。

「家創りカルテ」という何枚かに渡る聞き取りシート。
そこには、物理的な諸条件以外にも、
「新しい家でどんな過ごし方をしたいか」とか趣味やライフスタイルに関わる事、好きな音楽やお酒、何年後の先の将来の事、本当にありとあらゆる事。

実際「家」に直接関係のない事でも、
生活空間を提案していく上で、結構手掛かりになる事も、実は多いのです。


昨日、5月のプレゼンに向けて、
ヒヤリングしたお客さんは、なんと膨大な写真画像を、
ネイチャーデコールの過去の事例の中から、
細かく抜粋し全体のイメージから小さなディティールまで、
自分たちのフェイバリットと題して、
実に伝わりやすい内容でまとめあげていただきました。
更に、今 自分がハマっているインテリアグリーンの本などもご用意いただいたり…

いくら細かなヒヤリングを…と言っても、
何年間もそのご家族とお付き合いをしてる訳ではないのに、
一生暮らす家をご提案していく訳ですから、これはこれは、責任重大です (汗)





そんな中、このヒヤリングシートの中に、とても心温まる言葉が。
ご主人の言葉で、
「家に居る時間は、おそらく妻がもっとも長くなると思うので、
妻が幸せなら自分も幸せだなと思います」

なんて素敵な言葉なんでしょう〜
心が温かくなり、涙腺すらゆるくなってしまいました。

もう、こんな家族のためなら、なんだってしてしまおう!
この様な言葉で、
一気に設計に向けてのモチベーションがあがっていきます。


縁があり人と人とが出会い、その家族の家という一生のステージを創る事。
どうあれ、機械がつくるわけではなく「人」が創り上げていくことなので、
こう言った、心の琴線に触れる言葉は、
大いにデザイナー心を盛り上げてくれます。


なんどかのヒヤリングを通して、
「心を開いて調和していくこと」、そこが大切なんだと思います。

お陰様で、この数年間は、プレゼン成約の連勝記録を更新中。

真摯にお互い向き合って、フラットな関係で構想していけば、
大きなズレは絶対に生じないのでしょう。

「すべらんなぁ〜」 ^_^



















「ワンアンドオンリー 熱を感じる家」

先日、平成26年に竣工したオーナーさん宅へお呼ばれして遊びに行ってきました。

同じくネイチャーデコールの家の古きオーナーの「Mさん」、
彼は平成10年に竣工した 初期の頃のオーナーさんですが、
縁があり、三人でたまにご一緒させていただく 事もあって、
一緒に新しいネイチャーデコールのお宅訪問をさせていただくこととなりました。

こういうかたちで、オーナーさん同士と繋がれるって、本当に幸せなことです。
それも、新旧平成10年竣工のオーナーさんと、平成26年のオーナーさんとなると、
なんと、16年もの間があるわけです。

家にもデザインの流行や住宅性能自体も日進月歩で進化し続けるのでしょうが、
それ以上に、
自分の家を自分のものとして、どう自分らしく住みこなしているか?
というのは、ネイチャーデコール的にはとても大切な事ですね。

平成10年にネイチャーデコールのドアを叩いていただいた、「Mさん」。
今思えば、その頃はまだ今の様なネット環境も無く、
もっと閉ざされた情報の中で、私を見つけ出してくれ、
そしてまだまだ実績も少ない頃の自分に、その可能性を賭けてくれた。

そんな時期のオーナーさんは、やはり意識として自らが一緒に家を創り上げていくという姿勢、人の評価とかデータに頼らない自分の価値基準。
そして自分の言葉や判断にも責任を持つ、という熱い思いを持った人が多いですね。

それはその家での暮らしぶりにも濃厚に反映されているものです。

自分の「好き」が明確で、その家は家主を写し出す鏡の様でもあります。




18年前に竣工した「Mさん邸」を少し覗いてみましょう。
車が趣味で、ガレージには大好きな車が、いつもメンテナンス出来るように、
所狭しと、ギヤがいっぱいです。

そして、車にまつわるモノやミニカーも
室内のちょっとしたコーナーにディスプレイされてました。






デザインの仕事をしているオーナーは、
決めた壁一面に自分の作品や好きな写真をギャラリーの様に飾り付け、
楽しんでいます。




今では一般住宅に業務用のガス調理器具を入れることが出来なくなりましたが、
自らがキッチンにも立つ料理好きのオーナーは、当時プロ仕様のガスストーブを真っ先にセレクトしました。





ワイン好きで、ワインセラーを導入し
アンティークのカップボードには、
お気に入りのグラスが綺麗にディスプレイされています。




海外で出会った小物達を、左官で造作したニッチに、、
そしてその頃オーナーのマイブームが、旅行先で体験したアジアンリゾート。
そんなインテリアをプライベートの寝室に再現しました。




家の顔となる玄関のドアの取っ手は、
オーナー自らがデザインしたものを、
アイアン業者にオーダーして作りました。


その様なオーナーの「熱い」数々の要望を聞きながら、
私も自らが現場に没頭したものです。
左官屋さんにはなかなか伝わらなかった
このモヤモヤとした表情の壁は、
自ら現場作業に参加して、陣頭指揮を取りながら、再現したものです。




ダイニングの床には、実際アメリカの
体育館で使われていた硬い木のフローリング。ところどころに、ラインの跡が残っていたりと、この家だけの一点ものです。これは知人にお願いしこの家のために、個人輸入したものです。




天井のエージング塗装。

今でこそ「エージング」というものを住宅に取り入れるのも、増えてきましたが、この頃は「なぜ、新しいものをわざわざ汚して、、」そんな時代でした。
「古材」を取り入れる、というのもまだまだ新しい、そんな頃の話です。

オーナーさんとのセッションで出来上がった家は、当然愛に溢れた、愛着あるものであり、他のものとは全く違う、
「ワンアンドオンリー」、一点ものです。



人は誰しも、経験を重ねれば重ねるほど、失敗は少なくなり、自分の中の多くの情報を持って間違いの少ないものが出来る様になります。
ただ一方で、思考を重ねていく不安や迷い、それを克服した時の達成感。そういったものも、だんだんと忘れてしまうもので、時に多少いびつでも、迷いながら生まれてきたものが、魅力的に写ってみたりするものです。

そんな事を、今から18年前の家を見ながら、感じてしまいました。



新旧 ネイチャーデコールのオーナーさんと、、

あー また、いつもの様に、
すっかりいい気分で出来上がってしまいました。。(汗)


お〜と! 26年竣工の「Tさんの家」については、次回ふれさせていただきます。





























「家は一生のうちに三度建てねば…と言うけれど」

今 設計中の「平塚の家」もいよいよ大詰めで、今日はマテリアル提案の打合せ。

いつもの通り、床、壁、天井や什器、造作家具などに使用するマテリアルやカットサンプルを実際、手にとって見てもらいながら、各部屋ごとに説明をしていきます。
今回の計画は、平屋建てで延べ床面積70坪強の、ゆったりとした伸びのある家。。また、大きな中庭と水盤のあるセカンドガーデンなど、外構&ガーデンにもこだわりのある、見所満載な建築になりそうです。

人生を共に長く過ごされたご夫婦が住まわれるこの家、
お二人にとっては、まさに三軒目となる、注文住宅です。
今度こそ、「終の住処」となる、自分たちに本当にフィットした、住み心地の良い家を計画して欲しい、と言った熱いご要望に溢れる家です。

「家は一生のうちに三度建てねば…」
とは言うけれど、実際はなかなかその様に実現できる人なんて居ないのも現実。

後悔の無い家にするためにも、
その家族ごとの細かな要望やライフスタイル、生活サイクルの変化、価値観のプライオリティ、そしてなにより新しい家ではどんな暮らしをしたいか等々のソフト面の細かなヒヤリングが必要になってきます。

どうしても、わかりやすい住宅の性能や構造、スペック、見た目のデザイン性や素材などに目が行きがちですが、家を建てる時は、その家族の価値観を見つめ直し、再確認していく良い機会なんです。

着せられた家では無く、本当に自分にフィットした家と言うのは、その家族の内面をよく見出していかないと、実現しないものなんだと思います。

そこにしっかりと時間を割き、家族間でもガチに正面向いて整理していくことで、一生に一度の後悔のない自分たちの家が出来るのでしょう。




世界的にも著名な建築家が設計した芸術的に美しい建築、二軒目の家。
確かに  建築、、しちゃってますよね〜

さて、この家を超える三軒目の
「終の住処」が今回の私達のテーマです。

それは、「美しい建築」では無く、「血の通った家」


少々ハードルは高いですが、いつも通りのネイチャーデコール的アプローチで、
間違いなく、後悔の無い家を創っていきます!

家は一生のうちに三度建てねば ??








「PARIS STYLEの家 ”WORKS”を更新しました!」

「PARIS STYLEの家 “WORKS”を更新しました!」

 

HP内に、新しい事例のWORKS”と“オーナーズボイス”をアップしました。

 

家を建てようと考えられてるお客さんと私たちが出会えるタイミングって

確率から考えると、本当に点のような偶然の中から生まれてくるものなんです。
そして偶然、出会ってはみたものの、お客さんの希望にあった事務所のカラーなのか、
そもそも長いお付き合いになるわけだけど相性はどうなんだろう、、
それをクリアーしてはじめて、プランのご提案という流れになっていきます。

今回のオーナーさんも、インターネットの検索から自分の求めるキーワードを入れ、
何人か検討しながらようやくネイチャーデコールにたどり着いてこられたようです。

一生に一度の家、自分の理想を叶えるために、勘と嗅覚を働かせ
まずは大切なパートナー探しからはじめていく、
もうこの段階から家創りのクリエイトは、はじまっているのでしょう。

そう考えると、自分の理想を叶えるための家というのは、
誰でも叶えられるわけでもなく、誰でもが成功するわけではないですね。

スペックや目で見てある程度体験できるものの中から、
決めていける家なら、そんなに苦労はしないのかもしれません。
ただ、規格を越えたものの中に、独自の希望を叶え、
また自分たち家族の目に見えない感覚的な希望までも見据えて
それを実現に向けていくためのパートナー探しというのは、
何より大切な事とおもいます。
むしろそのパートナーと出会えたら、
理想を叶える家の半分は成功したと考えても良いのではないでしょうか。
 

 

今回のオーナーさんから、時間は掛かりましたが「いい家」を手に入れることができた、
と言ってもらえることが出来ました。

結果論になってしまうのかもしれませんが、点のような偶然の出会いは、
もともと会うべくして出会えた必然なのかもしれませんね。

「なぜこの人と出会って、この人の家を設計してるのか?」
そんな運命の様なものを注文住宅の家創りには感じずにはいられません。
 

 

またひとつ、大きな経験をさせていただいた今回のオーナーさんに、心より感謝いたします!

 

 

○オーナーズボイスはこちらから → http://www.nature-decor.com/works/detail101.html


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「カリフォルニアスタイル 良いね〜!」

サーファーが家に求めるもの…
海近の立地、温水外シャワー、外から直接入れるバス、カバードデッキ、ワイワイ仲間が集まれるコージーな空間、色々ありますが、それをスッポリ叶えてしまった家、それが「カリフォルニア工務店」主宰 岩切剣一郎邸の茅ヶ崎ハウス。

ロングボーダー海バカの自分にとっても、興味深い空間でした。

そんな彼が、理想の家を建てたということで、まだお披露目前の家にニコルと共に、お呼ばれしてきました。





「カリフォルニアスタイル」という今まで日本の建築シーンには無かった新しいスタイルをブランディングし定着させてきた彼の功績は大きなものでしょう。

振り返ればポパイ世代の自分も、当時すべての遊びの教科書は、カリフォルニア発のライフスタイル。
そこで紹介される、ファッション、音楽、車、サーフィン、スケートボード、etc そんなカリフォルニアカルチャーにワクワクしたものでした。

そして、ストレートに「自分の好き」を
今に表現した、ミクスチャーなカリフォルニアスタイルが、彼の提唱してるスタイルであり、もはや生き様なのかもしれません。

いみじくも、イーグルスのグレンフライが先日なくなり、あ〜西海岸スタイルも終焉かなと思いましたが、こうして新しい世代に刺激を与えて、スタイルが文化となり、永遠に生き続けるのだなーと感じました。


もともと、彼はネイチャーデコールで
約10年勤め上げ、ネイチャーデコールの
ベースを一緒に築き上げてくれました。

そんな彼が、より自分らしい世界観を構築し、世の中に広く発信していることは、自分にとっても、誇らしい限りです。

そして、そこにはしっかりとネイチャーデコールのDNAが宿っていて、嬉しくなりました。






リビングに隣接した広いカバードデッキ、そしてスイングベンチにすっかりリラックスするニコル君。

お前も、カリフォルニアか〜?

本当にコージーな空気が流れてますね。






自分が一番欲しかったのは、
この外にある温水シャワー。
これ、サーファーの憧れだから。





まだお披露目前のご自宅なので、
詳細な写真は控えますが、
カリフォルニアスタイル 良いね〜^_^

若いパワーに刺激を受けた、ありがたい一日でした。








「ようやく外構工事完了!」

もう引越しされて、数ヶ月が経ちますが、横浜市青葉区の「パリSTYLEの家」
先日ようやく外構工事が完了しました。

なるべく引渡しと同時に外回りもバッチリ完成させて、お引渡しとしたいところですが、
どうしていつもこうなってしまう。。

このアイアンのフェンスにオーナーさんの趣味のバラをコツコツ誘引させていきます。

また、外壁にもあらかじめワイアーを張り、色付くバラで埋め尽くしていくようです。


こうして工事の期間中であれば、
現場としてちょいちょい顔を出すことも出来るのですが、実際出来上がってしまうと、なかなかめったに行けなくなってしまう。

一年のうちに何棟も生み落とせない家である故、やはり出来上がりは嬉しいような、さびしいような。。。
手塩にかけたお宅はそんなもんなんですよね。どの家も。

そんな気持ちで繋ぎ止めているのが、
もしかして、残工事の外構工事だったりするのかもしれません。
…決して意図的では無いのですが。




「思い出の焼き鳥屋」

もう、いまから30年くらい前、、
そんな若い頃、浮いた 沈んだ、いろんな事を先輩や部下と夜な夜な語り明かした、焼き鳥屋。

たまたま、その店の近くで打合せがあり、懐かしくもあり、一人カウンターで一杯。。

この店の、このカウンターの空気感はまったく その頃と変わってない。

初心に戻れる場所があるって良いですね。

あの頃、夢見た自分が、今の俺を見てどう思うんだろうか?

人生なんて、ホントあっという間。







そして、恵比寿の夜も、その頃とは
変わってしまった…


悪くはないな…

悪くない。

たぶん…



基本  あの頃となんも変わってないから、、(進歩なし!)

それを、良し としよう。



お〜 恥ずかしい

…  今日は、酔っ払いのつぶやき、、
ということで














「住まいがリゾート "WORKS"更新しました!」

「住まいがリゾート "WORKS"更新しました!」

HP内に、新しい事例の"WORKS"と"オーナーズボイス"をアップしました。

、、、なんですかね〜 最近は年のせいなのか涙腺がとてもゆるくなってきました。

こうして、一緒に創り上げた家について、オーナーさんからお言葉をいただくと、
色々な出来事や、問題、交わした言葉など、シチュエーションが
映像のごとく思い出され、そして感慨深くなってしまう。


確かに住宅設計というものは、何十、何百というチェック事項をクリアしながら、
完成までもっていくわけですが、地雷のごとくそのひとつひとつの確認事項や伝達事項を、
なにひとつのミスもなく納めきる、ということは到底不可能に近いことです。

伝達のタイミングや説明の仕方、そして何十業種の絡む現場での指示、監理。

モノの大小に関わらず、ちょっとしたボタンの掛け違いから信頼関係が損なわれ、
最悪の状況になってしまうことだってあります。

勿論、はじめから悪意など誰にもあるわけではないのですが、
人生最大の買い物となる家に対しての、建て主さんのパワーというものもまた人生最大で、
そのパワーを受け止めていくだけの、覚悟と気構えがないと、
表面のきれい事だけでは出来ないのが、
自分たちがやっている住宅設計の仕事なんだと思います。
「個に対して深く向き合う」そんなふうに感じます。 

だからこそ、そこをこえた先に、「ねぎらいの言葉」をいただけた時は、
色々あったこれまでのえぐられるような苦労も、一気に最大の喜びへと変わり、
なにものにも変えられない「かけがえのない仕事」になってきます。

そしてすべては「感謝」の気持ちとなっていきます。

またひとつ、大きな経験をさせていただいた今回のオーナーさんに、心より感謝致します!
 

◯オーナーズボイスはこちらから → http://www.nature-decor.com/works/detail98.html

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「最近、シンプルな和に魅かれる」

ネイチャーデコールの家、というと、
どうしても洋風テイストなライフスタイルに合ったデザインの家が多いのですが、僕自身ここ最近魅かれるのは「和」を感じるデザイン。

厳密には「和」とか「洋」という
ことでもなく、
装飾を極力排除したシンプルでミニマムな中に「間」や奥行き感を演出していくような、「凛」とした大人な空間。

これは「湯河原の家」の事例から。

畳や和室の良さをあらためて気付き出している、自分。。

「離れの部屋」なんてキーワードにも
魅かれます。






「湯河原の家」の洗面スペース。

完全な「和」では無いのですが、和を感じさせる、雰囲気は出せてるかと思います。





そして、その洗面スペースから
バスルームへと繋がります。

床はその土地の石、伊豆石を使用し
壁には檜の板を貼りました。

外に抜けて行くピクチャーウインドが、
バスルームでの最高の癒しを演出してくれます。


やはり、自分の年齢からくるものなんでしょうかね?
洋食より和食がしっくりくるように、
わかりやすい味、インパクトのある、
ジャンクフードに魅かれた若い頃と比べて、味わい深い、だし味が良い。

インテリアデザインの指向性も、
そんな例えに近く、
素材や色を抑えた、シンプルな構成の中に、光が射し込みその影が空間に取り込まれた様な、「感じるデザイン」

そんな事を最近、意識しています。

「五感に訴えるデザイン」という事は、
そもそもがネイチャーデコールの
コンセプトにあった様に、
分かり易すぎる、ビジュアル的要素を
そぎ落とした中に、「感じるもの」
までをも、デザインしていくことが、
これから、創っていくものなのかも
しれない。

…なんて、そんなことを感じている
今日この頃です。。






























「ネイチャーデコールの家 やってはいけない10の事」

デザインのある暮らしは、日々の生活を豊かにします。

ネイチャーデコールでは建築と共に、インテリアもトータルで提案しています。
建築のコンセプトやその家のライフスタイルにあった、
家具やインテリアをコーディネートしていくことは、とても大切です。
逆にその部分を蔑ろにすると、全てが台無しになってしまう、
と言っても過言では無いでしょう。

そこまで気にしながら家創りを進めていっても、
竣工後の家に行ってたまに遭遇する残念な事があります。

そこで今回は、「ネイチャーデコールの家 やってはいけない10の事」と題して、
その後の暮らしぶりにおいて、私自身が感じた、改めたいインテリアについてお話しします。 

サイン



1. 残念な壁掛け時計 

 引越祝いなどでプレゼントされてしまうケースもあるのでしょうが、
 壁掛け時計はインテリアの中でかなり目を引く存在です。
 デザイン過多なモノや主張し過ぎるモノは避けて、ここはシンプルで
 さりげなく空間に溶け込むモノにしたいですね。


2. 壁に無造作に貼られたカレンダー

 特に会社名がドーンと出ている営業カレンダー、これはいただけません。。
 お子様の学校のイベントやスケジュールを書き込んだり、、
 と何かと重宝されてるのでしょうが
 リビングやダイニングなど人の集まる場所でなく目立たないコーナーに、
 インテリア的にも目障りでないデザインのカレンダーにしたいですね。


3. 花器、観葉植物の鉢

 空間にグリーンを取り入れるのはとても良いことですが、どんな観葉植物にするか?
 という事ばかりに気を取られてしまい、花器や鉢はインテリアとミスマッチなところを
 よく見ます。まわりの素材とあえて外した異素材を取り入れてみたり、
 シンプルでモノトーンな色味にしたり、ここは十分気を使っていきたい部分です。


4. 柄を主張したインテリア

 うまくアクセントとしてインテリアのポイントになれば良いのでしょうが、
 柄を取り入れていくのはとても難しくテクニックが必要です。 
 自分の手作りや思い入れが先走りしてしまうものも、「柄」です。
 ここは、控えめに引き算のインテリアでいきたいですね。


5. 民芸調な家具

 自然素材で構成されたネイチャーデコールの家。だからといって家具やインテリアに
 木の素材感ガンガンな民芸調な家具などを導入すると、とたんに空間がまったりと
 野暮ったくなってしまうもの。全体のバランスを配慮した素材の配分はとても大切です。


6. カバー系は要注意!

 折角素材感にこだわったテーブルを導入したものの、傷や汚れが気になるからといって
 ビニール系のカバーを掛けたり、テーブルクロスでくるんでしまってはもったいない。
 傷や汚れも「生活の足跡」としてしまいましょう!
 また、少ない例ですが 、トイレの便座カバー、トイレットペーパーカバー、柄マット
 の3点セット、それも「柄物」で。。これはご家庭感が満載なので絶対に避けたいですね。


7. 蛍光灯の光

 蛍光灯でもLEDでも、いわゆるあの青みがかった光。
 昭和な居間を思い出してしまいます。厳選した照明器具もそれでは台無しです。
 色温度のある暖かい色は、肌も綺麗に、食事も美味しそうに、
 なにより空間が色っぽく見えますね。そのような暖色系な明かりにして下さい。


8. メモリアル、自分史、記念品

 何かで表彰された、海外旅行の写真、子供の成長の写真、家族代々の大切な歴史。。。
 どれも大切なものですね、でもアメリカンファミリーの家では無いので、
 それらがドサッと!リビングにあるのはどうかと思います。
 いくつかセレクトして間引きしながらディスプレイしたり、
 あらかじめメモリアルコーナーを決めておいたり、プライベートゾーンでの
 ディスプレイをオススメします。


9.  家電や生活雑貨の色

 冷蔵庫や家電を新規に購入される場合はまずは無難な「白」にして下さい。
 パステル調な色、木目や石目の◯◯風な色、これは間違いなく空間を壊します。
 また、食器なども柄や色を取り入れるのは上級者、まずは無難な「白」やシンプルな
 ものでまとめていって下さい。


10. ライフスタイルの変化で後から加わってきたモノ達

 ピアノ、犬のケージ、水槽、マッサージチェア、、、当初の設計段階では予定されなかった
 ものが、その後のライフスタイルの変化で出てきたモノ。それらが中心になってしまい、
 なんの配慮もなくただ配置されてるケースが多々あります。その場合はいまいちど全体の
 レイアウトを一から見直して、バランスを考えて導入していって下さい。 




以上が、 「ネイチャーデコールの家 やってはいけない10の事」です。

ネイチャーデコールのオーナーさんはとてもこだわってる方が多く、
デザインのある暮らしを大切にされています。
だからこそ、一般的な日常ではあたりまえのちょっとしたことが、
空間全体を台無しにしてしまうこともあります。

折角、時間を掛け、お金を掛け、こだわって創った自分仕様の家。
大切に更に磨きを掛けていきたいものです。

機能よりもセンス!
その美意識こそが生活をより豊かにしてくれるものだと、私は考えます。


関連情報「ネイチャーデコールの家に似合うアートって?」 
 → こちらから http://ourahiroshi.doorblog.jp/archives/39156640.html











 

「坪単価って…言うけれど」

この仕事をしていると、必ずはじめの頃に聞かれるのが
「坪単価はだいたいどんな感じですか?」...といったニュアンスの話。

もちろん、予算に制限の無い仕事なんて無いわけだから、先の計画をしていく目安として、
希望の大きさ(坪数)に基本となる坪単価を掛けて、総額の予算感を掴む。
これはよくわかります、
ただ総額を掴むときに坪単価から考えていって良いものかどうか?

よく初期段階で説明させて頂くのですが、「坪単価」の基準が各会社によって様々で、
一定の基準で話していかないと本当にそれが安いのか高いのか、
なかなかはじめて家を建てる人には分かりにくいものです。

特にモデルプランやスペックがある程度決まっているハウスメーカーの家と比べて、
注文住宅のようにすべてオーダーメード出来る家となると、
それこそ、住宅性能、住宅設備、仕上げ材、ディテール、デザイン、
家に関わるすべてのものを自由自在に自分の好みで組み合わせていくことが出来ますので、
それを坪単価に置き換えていくと、とてつもないモノになってしまいます。

そこでネイチャーデコールでは、オーナーさんから
大切な予算の話をたずねられた場合、こう聞き返しています。
「今回の計画にどれだけの予算をお考えですか?」

私たち設計者の大切な仕事のひとつに、「コストプラニング」というものがあります。

いくら、オーナーをうならせるような素晴らしいプランの提案が出来たとしても、
それが、オーナーの予算を遙かに超えてしまい「絵に描いた餅」になってしまっては、
これは全く意味の無いものです。
オーナーから、あらかじめギリギリまでご用意出来る予算をしっかり確認して、
その予算の中で、オーナーの求めるものを最大限に引き出し、ポテンシャルの高いデザインを生み出していく事が
デザイナーとしての大切な役割だと私は考えています。
時に、施工会社を交えての折衝も私たちの仕事のひとつです。

ネイチャーデコールが提案する住まいは、箱としての側(建築)だけでなく、
そこにインテリアコーディネート、ガーデンデザイン、に至るまで一貫したコンセプトで
はじめてのプレゼンテーションの時に全てを広げてお見せするようにしています。
建築は建築家、インテリアはインテリアコーディネーター、ガーデンはガーデナーという
分業制での仕事では、オーナーが本当に求める統一した「世界観」が表現出来ません。
細かなヒヤリングやオーナーがうまく表現出来ないニュアンスも踏まえて、
総合的にまとめあげていくのがとても大切です。

そこで坪単価?ということで言ってしまうと、ネイチャーデコールの場合は、
その中に造り付けの家具や演出照明、インテリア、ガーデン、等
空間を構成するものすべてが入ってしまうため、
「坪単価◯◯円で出来る家!」と比べると、とても高いモノに写ってしまいます。

一般的には、「別途」とか「後工事」となるものもすべて計画の一環として
それらの予算も合わせてトータルで考えていく。

オーナーさんがネイチャーデコールにデザインをオーダーして頂く時に重要なこと、
それは、

1.家創りに掛けれる予算を駆け引き無く、明確に伝えていく。
 *これは出来るだけ細かい方が良いでしょう、決して無駄使いすることなく
  与えられた予算を生かし切っていきます。
…とは言っても、はじめての大きな買い物。
どれだけの予算を掛ければなにが出来るのか? 正直なかなかわからないですよね。
そんな時は、まずは全体的なご要望をお伺いした上で、過去の事例をもとに掛かりそうな予算を巾をもってお話します。
2.何に重きをおいていくか、プライオリティを明確にする。
 *なかなか自分ではプライオリティの整理が付かない場合もありますので、
  ここは細かなヒヤリングの中でこちら側がつかみ取っていきます。
3.一から創り上げていく注文住宅では、ひとつオーダーが増えれば金額も変わっていくもの、
 設計期間中も常に予算管理をしながら設計を進めて参りますが、最終予算を踏まえた判断は
 オーナーさん自身となります。 
 *そこは、私たちがしっかりリードしながら進めて参ります。


「坪単価」という建築業界の一般的概念から視点を変えた予算の立て方。

このような点を意識しながら進めていく家創りは、予算の大小に関わらず
必ずやどこにもない「自分仕様の家」になっていくことでしょう。

「自分仕様の家」...というよりも、
「自分たち家族の人生のステージとなる生活の場」、をオーダーメイドで創り上げる
と考えると、それはとても価値のあることではないでしょうか。















 

「Mi Casa es Su Casa」

「Mi Casa es Su Casa」スペイン語で
「私の家はあなたの家 
    どうぞ 自宅に居る様にお寛ぎ下さい」

そんな意味があります。

自分の好きな言葉のひとつで、
我が家の入口のタイルや、会社のパンフレットのコピーなどでも使っている言葉です。

そもそも、この言葉との出会いは、18年くらい前に、はじめて憧れの地
「Santa Fe」に行った時が始まりです。

カラフルな手焼きタイルを扱っている、
Santa Feのダウンタウンのタイル屋さんで、自宅が出来たら是非使ってみたい、と思えるようなコピーの入ったタイル。

これが今でも我が家の入口に埋め込まれたタイルです。

そのお店のオーナーにそのコピーの意味を聞いてみたところ、
まさに自分がデザインする家の為にある様な言葉だ!と興奮しながら、何枚か同じタイルをお土産に買って来たのを思い出します。

憧れの地 Santa Feが引き合わせてくれた
言葉だと言っても過言ではないでしょう。






そして、設計したオーナーのお宅にも、
この様なかたちで使われております。


これからも、大切にしたい、
ネイチャーデコール Wordのひとつです。













「我が家の年輪」

今年もまた年輪が刻まれました。

「バカラコレクション」
これは、自分で選んで集めているものでは無く、毎年の記念日に
奥さんからのプレゼントで 、ひとつずつ集まってきたものです。

もうそろそろ20個近くなりそうです。。(汗)

トップ
我が家のHOME BARに並べてみました。

お〜 圧巻!

毎年の思い出と共に、我が家の年輪のように刻まれています。








写真 1
2
そして今年は繊細なカットがとても綺麗な「ナンシー」という
タイプのグラスをプレゼントされ、コレクションに新たに加わりました。

「ナンシー」の名前の由来は、バカラの工場が建てられた
ロレーヌ地方の都市の名前であります。
パリから約40km東にあるナンシー市。
そのバカラ村にガラス工場を作ったのが始まりでした。

はじまりの場所、それがNancy(ナンシー)。らしいです。

もしや、これは初心に帰れ...という遠巻きなメッセージ付きか?(笑)









3
4
カットや柄も様々で光をあてるとまた綺麗です。

最近は氷を入れてシングルモルトやバーボンをやることは少なく、
もっぱらハイボールばかりなのですが、、
たまには、グラスを選んでスローに一杯やるのも良いものですね。


今、この「バカラコレクション」が綺麗に納まる、
オリジナルのグラスケースをBARカウンターの上にデザインしてみたくなっています。










ラスト
こんな感じに、昨年出版した、自分の本「MIND MAP」

にも、大浦家では欠かせない、大切なモノや生活の一部を他にも紹介しております。











 

「若干27歳でデザインしたCLUB 我ながらイケてるぜ!」

私の空間デザインのスタートは様々なショップデザインからはじまりました。

若干27歳の頃にデザインしたCLUB 
こんな店で遊びたい! こんな店に彼女を連れて行きたい!
そんな思いのまま、その時期一番自分が行きたい店をデザインしたのがこのCLUB。

今、見てもその頃の熱いパワーが伝わってきそうなこのお店。
我ながらイケてるぜ! ...と自画自賛からはじまりました。

なんと今から27年前の古ーい話ですね。
バブルの時代感も満載です。 

このお店は、当時雑誌POPEYE 年間クラブオブイヤーの第三位に選ばれた
人気のCLUBでした。
お店のコンセプトは、「女の子を口説けるお店」
今思うとなんかバカバカしいが、当時の必死さも伝わってきます。(笑) 

そのお店の写真を振り返り、今の住宅デザインにもつながるエッセンスを
解説していきます。

写真 4
雑居ビルの地下2階にあったこのお店。

エレベーターを下りるとあえて天井を低めに設定したレンガのアプローチ。
上からの照明を抑えて、床からのアッパーライトで浮かび上がらせ、
不安な暗く長いアプローチを歩くと、スチールの重いドアがあります。
そこがこのお店の入口。
期待感と不安感を演出したこのアプローチ、
彼女の手を引いて入っていくわけです。

そしてこの重いドアを開けると、いきなり下から強烈な光にあおられ、
一瞬その光の強さに驚いてしまう...という仕掛けを用意しました。

もうすでに、ワクワク感満載ですね。







写真 1
お店に入るとこんな全景です。

使われなくなった廃墟の様な古い倉庫を、改装して出来上がったイメージ。
壁にはその時代の古いレンガ、そして何故か朽ち果てたギリシャ様式の柱、
壊れた壁のレンガからは中世のフレスコ画が...
天井からはゴージャスで巨大なシャンデリアが2灯。

当時、こんなシャンデリア見つけるのが大変だった〜





5JPG
スチール黒皮サンダー仕上げの長いアールのBARカウンター

床はモルタル仕上げ

古いモノと新しいモノを融合させながら、オリジナルの製作品を加えていくのは
この頃からの自分のデザイン手法のひとつでした。

このスケルトン天井からの布使いがなんか時代っぽくて古い感じがしますが。。(汗)

このカウンターでは当時、色々なドラマが展開されたな〜





写真 2
錆び鉄板にお店のロゴをくり抜き、そこにテクスチャーが浮かび上がるように
狭角のスポットライトのラインを付けてます。

ブルーのグラスケースの光がまた色っぽい。






写真 3
この壁も、なかなか廃墟感でてないですか?

もともとあった壁を壊したら、そこからなんと中世のフレスコ画が...なんて
いったい当時はなにを考えていたんでしょう。(笑)

このお店のコンセプト「女の子を口説けるお店」というように
インテリアデザインにからめて色々な仕掛けを落とし込みました。
また、オペーレーションの形態も提案しました。
具体的には、
1.歩く人と目線が会うように入口付近の席は全てハイテーブル&ハイチェアー
 客席にも段差を付けて歩く人とテーブルの人とが目を合わせられるようにすること。
2.コップをもってどこの席にも移動出来る様に、テーブル会計ではなく
 キャッシュオンデリバリーであること。
 声を掛けやすいシチュエーションをつくりました。
3.あえて照度を変えて、親密に話せる暗闇と明るいところをつくり、
 話の展開で場所を移動出来る。
4.入口付近にVIP席のような重厚なソファセットを置いて、そこにはいつも優先的に
 綺麗な女性を.... 男性客はそれを目当てにまた来てしまいたくなります。
 VIP席は奥でコソコソと、という当時のディスコのお決まりを壊しました。
5.DJブースを設け、彼女の好きな曲をいつでもリクエスト出来る、
 当時はレコード盤に針を落としてました。

等々、様々な仕掛けと仕込みを、デザインにマッチングさせていきました。

多分、こんなアプローチから住宅をデザインしていく...なんて
自分くらいなものなんだろうな〜 異端といえば異端です。(笑)


ワクワクとした期待感、サプライズ、ストーリー性のある空間、
段差によるエリア分け、明るいところと暗いところ、
古いモノと新しいモノ、オリジナルな創作品、

これらは、今も住空間デザインに生きている共通したエッセンスです。

そして、「感じるデザイン!」 Dont think FEEL!
これは、かたちから創り上げるものではなく、人の内面の心理的なものから
創り上げるデザインということで、今に繋がるコンセプトになっているようです。









 

「犬との共生住宅 そのココロは?」

ペット共生住宅はなかなか一言では語れず、その回答も千差万別ですね。

最近ではハード面においても、「ペットに優しい」などのふれこみで、様々な住宅建材が出ています。

でもそれらほとんどが、ペットには良いが、いまひとつデザイン性が悪いとか、
一般ユースでは使い勝手に難ありとかで、人と適合させていくのは、なかなか難しいものばかりです。

我が家でも、2頭のラブラドールレトリバーが居て、もう何年もペットというより、パートナードッグとして欠かせない存在になってます。

そんな自身の経験から、思うことは、
「人にとって快適な空間は結果、ペットにも良い」という事。

特に犬というのは、人間のエネルギーを敏感に感じながら生きていて、
なんかイライラしている、なんか気持ちがワクワクしている、と言った人の発するエネルギーを人間以上に感じとれる能力が備わっている様です。

そんな事から、家主が快適で居れる空間こそが、パートナーである犬にとっても
快適な空間であると、私は思っています。






これは、うちの犬がまだパピーの頃、
あらゆる家の中の木部を甘噛みしていた時期のもので、階段の一段目に残るその跡です。

初めの頃はいちいち目くじらたてて気にしていたものですが、今となっては
もう何年も連れ添ってきたパートナーの
思い出として、そんな傷跡さえ愛おしく思えてくるものですね。

人もペットも心地よく居れる空間こそが、本当に望ましい「ペット共生住宅」
と言えるんだと思います。






「サンタフェ&メキシカン!」

サンタフェスタイルやメキシカンスタイルは自分のデザインのルーツでもあり、
やはり好きなんですよね〜、あのなんとも言えないおおらかさと温かさ。

自然と調和したデザイン、
そして生き物の様な有機的なカタチ。
この奥行きには、小手先のデザインではとても太刀打ち出来ない、
そんな迫力すら感じるのが、これらの
様式の特徴では無いでしょうか。

そんなスタイルをショップデザインに取り入れた、過去の事例を紹介します。



10年前にデザインした、海を見下ろす
眺望抜群のサンタフェスタイルのカフェです。
 
外に使われている、木は全て古材から型どったFRPの成型擬木です。
10年経過した今も、雨風にさらされながら、腐ることなく良い風合いで存在感を
見せていました。
 
このお店はアレンジすることなく、
サンタフェスタイルのディティールを忠実に再現しました。
 
小田原方面にドライブされる際は是非お立ち寄り下さい!
「オ〜 パラディソ❗️」そんな言葉が飛び出しそうな、お店ですよ。








このお店はデザインして既に14年経過した、
地下にあるメキシカンレストランのロスボラチョスです。
本格的なメキシカンフーズが堪能出来るお店です。
土臭い手作り感に溢れるワイルドなインテリアデザインです。

どちらのお店も10年以上経過しても、
デザインそのまま、経年変化が味わいを増し、より風格が出てきております。


 

住宅のデザインにも流行があり、
最近こういったSanta Fe Styleのオーダー
というのも少なくなってきましたが、
好きなものは時代が変わっても好きであり続けられる様に、
日本のサンタフェデザインの草分けとしては、もっともっとこの様な、
人に優しいデザインを広めていきたいものです。




「私の考えるリノベーションとは」

扶桑社から発売されている「住まいの設計」2015年1〜2月号に事例が掲載され
出版社さんから雑誌が届きました。

今回は、「マジックリノベーション」というテーマで、
2013年7月に完成した、リノベーションのお宅が取材されました。

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今回のお宅は、1階がオーナーさんの経営される店舗で
その2階、3階の住居部分で大がかりなリノベーションを行いました。

1階はなんと、ミシュラン・二つ星のカウンター8席だけの、こだわりのお寿司やさん。

そしてガラッとイメージを変えた住居部分は、オーナーさんの強い希望で、
テーマは「地中海の白い家」 
これが「和」では無いんですね〜(笑)

オーナーさんは、今までの色々な想いがあって、
ようやくこのリノベーションに漕ぎ着けた様です。










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最近 新築の住宅以外にも、こうしたリフォームやリノベーションのご相談も増えてきました。

しかし、残念ながら壁紙を貼り替えたり、水回りを新しくしたり、
収納を整理したり、ある一室だけを綺麗にしたい、、、
といったご相談は私どもにはふさわしくなく、むしろ町場のリフォーム屋さん
などに相談された方が、的確かと思います。


この取材の時にも聞かれたことが、「建築家の考えるリノベーションとはなにか?」

他の建築家の方々も色々なアプローチや差別化を図り
皆さんお考えのことと思いますが、

私の提案するリノベーションの一番のメリットは、こうです。

単に使い勝手を整理する、古くなったモノを新しくする、
コストを抑える為に新築ではなくリノベーションで... 
といった物理的な事ではなく、
「生活スタイルの再構築」、といったライフスタイル全般を見直し
生活に新しい喜びや発見を得るためのリノベーションです。
 
同じ床面積、同じ開口部からの光の差し込み、
リノベーション故新築と違って変えられない制約が勿論あります。
だからこそ、それが私の提案によって、その制約から解放され、
様変わりしたアフターの生活が、今までと変わってきます。
 
聴く音楽は変わらなくてもその聴き方がかわったり、
同じ食事でも、照度やテーブルの質感、視界の抜け方で食事の楽しみ方が変わってくるはずです。
そうした、人の心理をも左右する全体感、そして内面的なものまでを変えて行くことが、
私に求められてるリノベーションだと思っております。

HPでもネイチャーデコールのリノベーションのご紹介を少しだけしております。

みなさま是非! 















 
プロフィール

大浦比呂志

数々の有名デザイン事務所で店舗デザイン、個人住宅建築、インテリアデザインなどに幅広く携わる。
1994年にネイチャーデコール(大浦比呂志創作デザイン研究所)を設立。
「人にやさしい 自然体の暮らし」というコンセプトをもとに、
独自のテイストで注文住宅を数多く手掛ける。
「自分らしく、自然 体でいられる豊かな生活」「五感に訴える空間づくり」を提案。

ギャラリー
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