こんな現場ははじめてです。。

なにがはじめてかというと、
ひとつの現場に別々の左官&モルタル造形の業者さんがなんと4社入っています。

お互いにやりにくいのでしょうが、
無理を言って今回はこの様なケースになってしまいました。

特色のある左官の表現を出していく為、
個々に専門の仕上げを得意とする業者さんにお願いすることとなりました。


1.はじめの左官業者
これは、ベースとなる珪藻土の仕上げを担当してもらう、メインの建築側の左官屋さんです。
おなじみの、ネイチャーデコール標準仕様のテクスチャーを仕上げてもらいます。






2.モヤモヤっとした壁の業者
外壁全体を実に微妙な感じで、
この様にモヤモヤっと仕上げてもらいます。エージングではなく、わざとらしくなりすぎない感じのこの自然なモヤモヤ壁。

色見本がある訳でもなく、小さなサンプルからは到底イメージなど出来ず、、
仕上がりの正解は無いので、これはほとんど主観的な感覚がゴールになります。






3.擬石のモルタル造形WORKS
以前にもこのブログで紹介した、
リアルな石積みを再現した、アートワークスによる擬石のモルタル造形です。

この業者は確実にこちらの意図するイメージを再現してくれるので安心です。





4.地層壁
下の階段部分に上の画像のイメージで地層を再現した壁面を製作します。
これは今回はじめての試みなので、サンプル作りからイメージの伝達、微妙なニュアンスを伝えていくのになかなか苦労しています。そろそろ施工に入りますので、その様子はまたお知らせしますね。


こんな訳で、まさに左官屋さんのセッションの様な、現場。

左官屋さんが4社入るって、いゃ〜本当に熱い現場。

我ながら、ここまで仕事を複雑にしなくても…  とは思うのですが、、
それが「世界にひとつだけの家」
完成が楽しみです。



職人の技と魂が現場に宿っていく、
そんな感じです。