ネイチャーデコールの家にはよく、アクセントウォールにブリックを使用します。
今回はそのブリックを選定していくまでのプロセスを簡単に紹介します。
ブリックといってもその種類は多種多様にあります。
はじめに、その家全体のインテリアイメージに合わせたものを、
数ある中から方向性のしぼり込みをおこなっていきます。
今回はどちらかというと、赤系や白系のブリックではなく、
グレーや黒に振られたカラー がインテリアに求められていましたので、
まずは、カラーのしぼり込みを中心に以下のブリックを選定。
色の方向性が一緒でも、並べたときの印象が随分異なりますね。
色も濃い〜薄いでかなり巾がありますので、
一枚だけを見ていても分かり難いので、
メーカーさんに依頼してこのように一部貼りあげたサンプルボードを
依頼して検討しています。
◯今回セレクトしたもの タイプ.1
これは、オランダタイプのブリックで、細く形も不揃いで、
とても、アンティーク感のある仕上がりになっていきます。
細いブリックで、あえて目地を広くとって仕上げていくと、
より、この素材の良さが引き出せるでしょう。
◯今回セレクトしたもの タイプ.2
タイプ.1に比べてブリック自体の形状はスタンダードな物になります。
全体的に薄グレーの色味で、クラシカルな印象に仕上がります。
目地も広めに取り、ブリックの表面にかぶさるように入れていくのが
ポイントです。一般的な目地の納め方としては、ブリックよりも
少し抑えていれていきますが、ラフさ古びた感を出すために、
ここをあえてかぶせるように意識して仕上げていきます。
◯今回セレクトしたもの タイプ.3
これは、タイプ.2と同じ貼り方、目地のバランスですが、
ブリック自体に白い粉をふいたものが含まれているタイプです。
グレー系でも若干、白いものが加わることでまた印象が少し変わります。
タイプ.2もタイプ.3もこの貼り方をイギリス貼りといいます。
小さいサイズのブリックを列を交互に入れていく貼り方です。
アクセントウォールのブリックを計画するのにも、
1.全体のインテリアにあわせたカラーリングを決める。
2.ブリック自体の種類を決める。
3.貼り方のパターンを決める。
4.目地の色を決める。
5.目地の入れ方を指定する。
ざっと、これだけのことを、サンプルボードをつくるうえで検討していきます。
そして、出来上がってきたサンプルボードをオーナーさんにも見てもらいながら
それを、空間にあてはめたときの、全体感を今度は俯瞰して考えていくわけです。
家をつくるうえで、このように決めることがなんて多いことでしょう。
同じ家が絶対に出来ない、ということは
壁ひとつをとっても、このようなプロセスがあるからなんです。
5年前に竣工した事例 カウンターバーの背面のブリックウォールです。
上記のプロセスで決めたブリックに対して、
トップライトの自然光や下からの人工的な間接照明を用いて、
昼でも夜でも、ブリックのテクスチャーがより表現出来るような
工夫を加えて、この事例を納めました。
今回はそのブリックを選定していくまでのプロセスを簡単に紹介します。
ブリックといってもその種類は多種多様にあります。
はじめに、その家全体のインテリアイメージに合わせたものを、
数ある中から方向性のしぼり込みをおこなっていきます。
今回はどちらかというと、赤系や白系のブリックではなく、
グレーや黒に振られたカラー がインテリアに求められていましたので、
まずは、カラーのしぼり込みを中心に以下のブリックを選定。
色の方向性が一緒でも、並べたときの印象が随分異なりますね。
色も濃い〜薄いでかなり巾がありますので、
一枚だけを見ていても分かり難いので、
メーカーさんに依頼してこのように一部貼りあげたサンプルボードを
依頼して検討しています。
◯今回セレクトしたもの タイプ.1
これは、オランダタイプのブリックで、細く形も不揃いで、
とても、アンティーク感のある仕上がりになっていきます。
細いブリックで、あえて目地を広くとって仕上げていくと、
より、この素材の良さが引き出せるでしょう。
◯今回セレクトしたもの タイプ.2
タイプ.1に比べてブリック自体の形状はスタンダードな物になります。
全体的に薄グレーの色味で、クラシカルな印象に仕上がります。
目地も広めに取り、ブリックの表面にかぶさるように入れていくのが
ポイントです。一般的な目地の納め方としては、ブリックよりも
少し抑えていれていきますが、ラフさ古びた感を出すために、
ここをあえてかぶせるように意識して仕上げていきます。
◯今回セレクトしたもの タイプ.3
これは、タイプ.2と同じ貼り方、目地のバランスですが、
ブリック自体に白い粉をふいたものが含まれているタイプです。
グレー系でも若干、白いものが加わることでまた印象が少し変わります。
タイプ.2もタイプ.3もこの貼り方をイギリス貼りといいます。
小さいサイズのブリックを列を交互に入れていく貼り方です。
アクセントウォールのブリックを計画するのにも、
1.全体のインテリアにあわせたカラーリングを決める。
2.ブリック自体の種類を決める。
3.貼り方のパターンを決める。
4.目地の色を決める。
5.目地の入れ方を指定する。
ざっと、これだけのことを、サンプルボードをつくるうえで検討していきます。
そして、出来上がってきたサンプルボードをオーナーさんにも見てもらいながら
それを、空間にあてはめたときの、全体感を今度は俯瞰して考えていくわけです。
家をつくるうえで、このように決めることがなんて多いことでしょう。
同じ家が絶対に出来ない、ということは
壁ひとつをとっても、このようなプロセスがあるからなんです。
5年前に竣工した事例 カウンターバーの背面のブリックウォールです。
上記のプロセスで決めたブリックに対して、
トップライトの自然光や下からの人工的な間接照明を用いて、
昼でも夜でも、ブリックのテクスチャーがより表現出来るような
工夫を加えて、この事例を納めました。