Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

2016年04月

「エージングWORKS」

「エージングペイント」
ネイチャーデコールの家では、よく行われるペイント。
時間が経過した使い込んだ感を、いかに
自然に見えるように仕上げていくかがポイント。
建築の一般塗装とはまた違う特殊技能で、どちらかというと陰影を表現する絵の様な、絵心やセンスが要求される仕事です。
そういった専門職種の手作業を家作りの現場に参加してもらいながら、オリジナルなモノ作りをしていきます。

エージングWORKSといっても、幅広い表現がありますが、今回は今 進めている現場で仕上げている、「白のエージング」の表現について。




実際に建具の部分サンプルを作ってもらった、エージングの見本。
全体はマットなホワイトペイントで、
コーナーに汚れを重ねて陰影を出しています。

この陰影の強弱で印象が変わってきます。






これは、光沢を出したペンキを塗り重ねてコッテリとしたペンキの肉厚感を出したもの。
コーナー部分は使い込んで、ペイントが剥がれた感じで、下に塗った色が見えているイメージ。
塗り重ねた表情はあえて、刷毛跡を残すようにラフに見せ、
自分で何回もリペアしてきた感じを出してます。







天井に回る面材でエージングサンプルを作ったもの。
光沢を出したものと、マットな艶消しの
もので表情を比べてみました。






表情のある古材の上から、エージングしたもの。
新しい木では出せない古材の持ち味を、
さらにエージングでペイントをする事で、引き立てています。





ペイントよりも木の素地を生かし、
かすれた様に、木に残った白がシャビーな感じを出していきます。

ここに紹介したのは、白で表現したエージングのごく一部ですが、
白を使ったものだけでも、まだまだ色々な仕上げ方、魅せ方があります。


「エージングペイント 」
それは、単なる仕上げでは無く、
時間の経過と共に、
ストーリーが生み出される、
そんな技法でもあります。























「な〜んかホームな感じ」

まだ夕方、18時位な時間なんだけど、
なんだか仕事がはかどらず、もう早い時間から飲んじゃいたい…そんな気分の日。

以前から気になっていた、外にはジャクソンブラウンのイラスト、ファサードのデザインはなんちゃってSanta Fe、、
そんな駅の向こう側にあるお店。
少し散歩がてら覗いてみようと早々に事務所を出て行く事に…

18時過ぎの早い時間にもかかわらず、そのお店はオープンしていた。
二階建てになっていて、1階は立ち飲みBARで18時からオープン、
そして、少し形態の違う2階はアメリカンBARで21時から深夜過ぎまで年中無休で営業してるらしい。

しばらく飲んで少しほろ酔いになってきた頃、このお店のオーナーがやってきた。白髪の長い髪を後ろで縛り、インディアンジュエリーを身につけながら、
良い具合に日焼けした雰囲気のあるその風貌。
初対面でなんだか同じ様な匂いを感じてしまった、、

色々と話をしていくと、70年代〜80年代のアメリカンロックが好きで、若い頃からサーフィンに明け暮れ、その時代のカリフォルニアカルチャーが好きで、ハーレー乗り、そして人好きが高じて地元で何軒かのBARを経営するかたわら、木に癒されて、ログハウスビルダーも掛け持ちしてる、、そんなナイスな経歴の持ち主。

当然、同じ様な匂いを感じる訳ですね〜

帰る時には、「ひろし〜また!」そんな感じで、熱い握手をして、、、

なんだか今日は新しい出会い、とてもハッピーな気分に浸って飲んでしまった〜

30代や40代の頃は、柄にもなく異業種交流会的なものにもたまに参加して、無意味に名刺交換して、どれだけ有名な人を知ってるとか、こんなに大きなビジネスをしてるとか、今思えば馬鹿みたいな話をしてる輩達…息苦しいそんな場でなにか出会いがあれば、なんて少し思ってた時期も自分にもあったけど、
いまの年になると、嗅覚で反応し無理しないで、いれる人を嗅ぎ分けてる、そんな感じがします。

そういう意味で、今日はとってもホームな気分でナイスな出会いがありました〜

また通ってしまう、そんな場が見つかりました。(笑)


、、、おやすみなさい。


「住宅にももっとグラフィックを取り入れたい」

オシャレなショップを見ると、ショップの内装デザインもさることながら、
サインやガラスにちょっと入ってるロゴ、店内の壁に直接描かれたグラフィック、
そういったグラフィックデザインのセンスに溢れたお店も目にします。 

そんなグラフィックの要素を、もっと住宅に取り入れても良いのでは、、
たとえば、表札や住所プレート、オリジナルのデザインパネル、
各室毎のルーム表示、また直接壁面にレタリングしてみたり、、、
そう考えると、以外と住宅にもグラフィックを取り込める要素、色々ありますね〜

「ホームグラフィックス」と名付けて、これから色々と提案してみたいと考えてます。

今、設計に取りかかってるお宅では 、エントランスのガラス面に表札と住所表示を
兼ねたサインを考えてます。
「ゴールドリーフ.レタリング」といって海外でもよく使われる手法で、
もともとはガラス面に金箔とペイントを使って文字をレタリングしていくこの手法。
とてもクラシカルな雰囲気が出てきます。
黒いエントランスにこのクラシックゴールドでレタリングされたら、いきなり
ショップファサードのような設えになってきますね。

そして、「ブルックリンスタイル」がインテリアデザインのテーマのそのお宅、
ブリックが貼られた壁面にはまさにブルックリンスタイルのビンテージサブウェイサインを
オリジナルでデザインしていきます。
何か意味をもたせた言葉や、その家のメッセージが表現出来たら尚良いですね〜。

さらに、LDKには象徴的なパネルデザインと、
造作する大きなブックシェルフには、ブックストア的なサインを組み込んでしまい
エージング感を出した文字表現で、よりオリジナルなビンテージ感を楽しんでみよう〜
などと、色々と妄想しております。

一緒にデザインに参加してくれているのは、
ネイチャーデコールの家のオーナーさんであり、友人のグラフィックデザイナーの方。
NDの家を熟知してくれてるだけに、とても、面白いコラボレーションが出来そう。

床や壁といった素材にこだわるように、またオリジナルの造作家具を製作するように、
その家だけのメッセージ性のある、オリジナルな「ホームグラフィックス」
これ、新しい発想ですね!

これから、どんどん、提案して参ります〜 

ホームグラフィックス
 

「新しい現場コマーシャルシート出来ました!」


あまり住宅メーカー風や設計事務所風じゃ嫌だったので、こんな感じの、
黒板に見立てた様なデザインで作ってもらいました。
はじめてこの新しい現場コマーシャルシートが掛かった現場は、
杉並区で進行中の「四世代が一つ屋根の下に暮らす家」






今は、木工時の真っ最中。

サッシが取付き、壁の断熱材が納められていきます。
断熱材は「アクリア ネクスト」
高性能グラスウールです。





開口部の防水処置も、各部位ごとに
丁寧に施工されておりました。




二階から覗き下ろした、中庭です。


ここまでの段階では、予定よりも一週間以上早いペースで現場を進めていただいてます。
今のところは、、ですが、
一週間分の日にちの貯金が出来ています。






「NDの家 住み始めて10年目のお言葉」

ホームページのWORKS内に、ネイチャーデコールの家に住み始めて10年目のオーナーさんから、
"オーナーズボイス"をいただきました。

ネイチャーデコールには、色々なご職業のオーナーさんがいらっしゃいますが、
このオーナーさんとは、もともと仕事を通じての関係でした。
その仕事というのも、住宅のサッシやドア、その他輸入建材を扱う会社の営業さんで、
ネイチャーデコールに出入りしていた営業さんのひとり。
彼自身も仕事を通じて色々な設計事務所やデザイナーの仕事も見てきた上で、
私どもに声を掛けて頂けた、というのはとても嬉しい限りす。

先日、久々に彼と二人で一杯やりに行った時の話で、
「オーナーズボイス」も住み始めて日の浅い家もあれば、何年も住んでからの
オーナーさんの声も聞いてみたい、そんな経緯でメッセージをいただけました。

家は出来上がって終わり、ではなく、実際に住み始めてみると
予想以上のことも、予想外のこともあります。
むしろ想定の範囲だけであったら、その時はマックスの喜びも愛着は段々と薄らいでいくのでしょう。
時に手間がかかってみたり、思うようにいかないことも、
そこに家族が合わせ、家も自分にフィットしてきて、
家が自分の一部のような、自分が家の一部のような、そんな調和が生まれてくるのだと思います。

今回のオーナーさんからいただいた言葉からも、
そんな「家」と「家族」の関係性がみられます。

温かいお言葉に、心より感謝いたします!

○オーナーズボイスはこちらから →  http://www.nature-decor.com/works/detail33.html



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「ライティングデスクの前は桜で満開」

江戸川区「住職併用のリノベーション」も、5月中旬の完成を目指して着々と進んでいます。
二階のLDKにあるDENコーナーの一角。そのライティングデスクの目の前の大きな出窓からは、満開の桜が!

リノベーションなので、長くこの地に住んでいたオーナーは、このシーンを想像しながら、新しくデザインされる家に上手に取り込んでいく事を、望んでいたのでしょうね〜




オーナー支給の存在感のあるアンティークが現場に続々と搬入されてきました。
このドアも現場で再加工の手を加えて新しい表情で取り付けられます。




階段のフットライト、間接照明もなかなか良い感じになりそう。
階段一段ごとに間接を入れていく事に、現場ではかなり手を焼いていました。






寝室の前のバルコニーには、
近隣からの視線を完全にシャットアウトして、プライベート感を楽しめるように、白くシャビーにペイントされたウッドフェンスを高く立ち上げてます。


今日は、漆喰塗りのテクスチャーの打合せやエージング塗装のディテールの話が現場で行われ、いよいよこれから、仕上げ工事に入っていきます。



「自分の好きな家具が似合う家創り」

自分の好きな家具や雑貨が似合う家創り、そんなインテリアから入った家創りが
あっても良いと思う。
愛着もった大切な家具や好きなテイスト、世界観に囲まれながら生活していくこと、
むしろ、一番近い身の回りのものだからこそ、
そこにこだわっていくことは、価値のある豊かな生活。

一生使える定番の名作家具も良いが、その時代感にフィットしたものを
チョイスしながら、トレンドにあわせて、入れ替えたり加えたりしながら
ファッションの様に自由にインテリアを楽しんでいくことが なんとなく今の時代っぽいのかも。

ネイチャーデコールで家を建てようというオーナーさんからここ何年か
よく耳にする家具やインテリアのスタイルとして、
「TRUCK」「ロンハーマン」「サラグレース」そんなお店が多いですね。 

 「TRUCK」であれば、カフェやインダストリアルな空間を嗜好するお客さん、
 「ロンハーマン」であれば、明るいカリフォルニアスタイルを嗜好するお客さん
 「サラグレース」は女性が多く、シャビーやシックなフレンチな空間を嗜好するお客さん

そのひとつのワードから、創り上げたい空間のイメージの方向性を掴んでいくことが出来ます。
もちろん、それらをミックスしたようなオリジナルなものを求めてこられる人も沢山居ますが、、

そんな自分の好きな家具や雑貨がマッチしてるリビングやダイニングの事例を
いくつかご紹介していきます。



1.「TRUCK」の家具が似合う家
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リビングのソファなどをTRUCKの家具でコーディネート。

オリジナルのテレビ台や空間全体のトーンやマテリアルも違和感なく、
どこ懐かしい落ち着きのある、空間に仕上がってます。
時代感を取り入れながらも、飽きの来ない空間です。






2.「ロンハーマン」な空間
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「ロンハーマン」と「ヘザーブラウン」が似合う空間を、というオーダー
ではじまりました。
オーナーがハワイに行くたびに集めてきた「ヘザーブラウン」の絵、
白い板貼りの壁、青い海や空を感じさせるブルーのアクセントカラーが
明るいカリフォルニアなイメージ。

ブルーと白の「セブンスチェア」に古材のオーク材のオリジナルテーブルを合わせました。








3.「サラグレース」の雑貨や小物が大好きなオーナーさんの場合
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ベースとなる、ダイニングの椅子、テーブル、照明などはネイチャーデコールで
製作したり個人輸入してきたものをご提案。

この空間に、「サラグレース」の小物をオーナーさんがコーディネート
していくようです。
甘くなりすぎない「フレンチシック」や「シャビー」な空間に仕立ててます。





4.「パシフィックファニチャー」の家具でまとめたリビング
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ソファやセンターテーブルなど「パシフィックファニチャーサービス」の
家具を取り入れながらも、パシフィック色を強調せず、
全体的には、北欧タッチの要素を感じさせながらモダンにまとめたリビングルーム。

ラグやクッション、照明、カーテンなどもトータルでインテリアコーディネートしてます。






5.定番チェアにオリジナルのテーブルをコーディネート
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定番の白いチューリップチェアにオリジナル製作のテーブルをコーディネート
した、ダイニングです。

こういった名作チェアも、すべてをデザイナーズ家具でまとめてしまうと、
堅苦しいイメージになり、オリジナリティも無くなってしまいます。
そこで、古材とアイアンを使ったオリジナル製作のテーブルでくずしていくことで、
新しいコーディネートになってきます。
洋服で言うところの、ドレスダウンですね。



こんな感じで、家具や照明などのインテリアによって、
空間は大きく変わっていきます。

しっかしこのスタイル表現の巾、凄いな〜、、(自画自讃...笑)
どんなトレンドでも調理しちゃいますよ!


自分はどんな家具が好きなのか? 
そこから家全体を決めていく家創りも良いのではないでしょうか。








 

「二世帯住宅のエントランスも様々」

二世帯住宅のエントランスのお話。

最近は二世帯住宅のご相談をうけることも増えてきましたが、
皆さんがはじめに気にされるのは、完全に分離した二世帯なのか、
何かを共用していく二世帯なのか、と言う点。

そんな中でも導入部分のエントランスをまずどうしていくか。
玄関を分けてしまうのか、それとも大きな玄関ホールとして
その部分を共用にしていくか、、
それはご家族の距離感や生活サイクルの違いなどにより、
アプローチの仕方は変わってくるものです。

ネイチャーデコールの過去の事例から、エントランスのイメージを
膨らませてください。



1.完全分離型のエントランスの事例
稲垣邸
玄関ドアの前のエントランスポーチにゆとりを持たせ、
玄関ドア、ポスト、インターフォンもそれぞれが別々で
完全に分離型のエントランスの事例です。

それぞれの世帯でドアの色やデザインなどを変えてみても面白いですね。








2.玄関を共有にした事例. その.1
1

2

まず、アイアンゲートが共有でここから長いアプローチを通って
玄関ホールへ向かいます。
インターフォンもポストも別々に用意しました。

そして一枚の玄関ドアを開けると、二世帯共有の玄関ホールとなります。
広い玄関ホールはそのまま、共有のガーデンへと繋がります。

この玄関ホールから、それぞれの世帯への入口のドアがあります。

玄関前のポーチ〜玄関ホール〜ガーデンを共有にした事例です。








3.玄関を共有にした事例. その.2
長谷川

やはり、ネイチャーデコールの事例で多いのは、
このように、玄関ホールを二世帯で広く取り、そこから外に繋がり、
ガーデンも共有にしていく、というケース。



限られたスペースを最大限に生かし、
くっつきすぎず、離れすぎず、程よい距離を持ちながら、
お互い目を配っていける、そんな繋がりをもてるつくりかたが
ストレス無くて良いのでしょうね。





 
プロフィール

大浦比呂志

数々の有名デザイン事務所で店舗デザイン、個人住宅建築、インテリアデザインなどに幅広く携わる。
1994年にネイチャーデコール(大浦比呂志創作デザイン研究所)を設立。
「人にやさしい 自然体の暮らし」というコンセプトをもとに、
独自のテイストで注文住宅を数多く手掛ける。
「自分らしく、自然 体でいられる豊かな生活」「五感に訴える空間づくり」を提案。

ギャラリー
  • 「インテリアも整い、竣工撮影!」
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