Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

2015年12月

「今年も一年 ありがとうございました!」

今年も多くの方たちのお力添えで、
年越しを迎えることが出来ました。
心より感謝申し上げます。

年の瀬の慌ただしい時期に、
早くからお休みをいただき、お陰様で
しっかり今年の垢を落とし、
来年に向けて充電、そして感度をあげ
アンテナを立てて準備しております。

また来年も、新しい出会い、新しい繋がりに
心をワクワクさせながら、
自分のキャラクターを存分に発揮できることで、
ひとりでも多くの方たちの、
幸せな「LIFE」のお役に立てればと、
切に願っております。

変わらず、ご指導 ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。


ネイチャーデコール
大浦比呂志創作デザイン研究所

大浦比呂志









「奇跡‼︎この絶壁の家々 旅紀行.4」

アマルフィ 到着!
この抜けるような広がり、青い海の透明感、地中海の高級リゾートアマルフィ。
気持ちと心が開放されます。
それにしても、この切り立った絶壁に
どのようにして、家を建ててきたのか?
奇跡、神業としか思えません。




色々なリゾート地を見て、そこに建つ家にも、いくつかの共通点を感じます。

1.目の前の環境を最大限に生かすために、「白」を基調としている点。
2.メインディシュは自然であり、人の手による装飾は極力排除していく点。
3.いかに外との一体感を図れるか、
大きな開口や迫り出した庇やテントの下
を有効的に活用。
ポイントは至ってシンプル。

素材を生かす料理のような、環境作りが
飽きのこない家創りのポイントなのでしょう。





アマルフィでは、美味しいシーフードを!ということで、先にメールで予約していたお店「マリーナ グランデ」
海岸に迫り出した、話題のレストラン。

…にも関わらず、空いていない。。。
アバウトなイタリアの洗礼か!
今回の旅の楽しみのひとつでもあったため、かなり気持ちも折れ気味に、、







気を取り直して、自分の嗅覚だけを頼りに、美味しそうなお店探し〜

メイン通りから入った奥まった場所に、
地元の人が集まるような、レストランに
まだ準備前から、無理くり入ることに。
シーフードフリット〜ボンゴレ〜レモンパスタ。をいただきました。
ローカル白ワインと共に。

見た目は素朴ですが、とっても美味い!
特にレモンパスタは、なかなか日本でも味わえないテイスト!
このお店は大正解でした。


ホロ酔いで海岸散歩。

ここアマルフィでは、すっかり開放された自分でした。。











「童話の世界に舞い込んで.旅紀行 3」

ここは、まるで童話の世界に舞い込んでしまった様な場所。
トンガリ屋根に白い壁の家々。
アルベロベッロに到着。

ここにしか無い、一種独特な雰囲気に
心を奪われます。

世界遺産にもなっている場所。

この建物は、「トゥルッリ」という名前で呼ばれ、地区全体がこのスタイルで形成されていて、それは圧巻です。





建物の断面構造は、
石灰岩を二重に積み上がられた壁には、
外壁を白い石灰で塗り固め、なんと厚さ
1m程度の壁厚になっています。
ポイントの屋根は「カンネーレ」という
グレーの平らな石を円を描くように積み重ね、頭から円筒形の石でキャップします。給水設備などない当時は、地下に深さ5m程の穴を掘り、雨水の貯水槽を作って利用していました。


      
内部は3m程の高さに木の天井があり、
天井裏にはハシゴで貯蔵品やあらゆるものが置ける、いわゆる小屋裏収納になってます。
おや?この天井と梁。ネイチャーデコールの家でも見たことがありますね。(笑)

壁には厚みを利用して、用途に合わせた
大小様々なニッチが、しっかりと機能しています。





なんとなく、大好きなSanta Feの
アドビにも近い様な、この生活様式。

やはり、どこに行っても、自分は
土着的なものに惹かれてしまうようですね。






アルベロベッロに着いたのは夜。
ライトアップされた白壁の町並みは、
なんて幻想的なんでしょう。

童話の世界を観ながら、良い夢がみれそうです。


さて、この旅もいよいよ終盤戦。
明日は、いよいよ憧れの「アマルフィ」へ向かいます。












「窓辺いろいろ .旅紀行 2」

旅紀行の第二弾は、窓辺の様子。

今日はシチリア島「タオルミーナ」に移動してきました。
タオルミーナは南イタリア、シチリア島の高級リゾートエリア。

12月25日のクリスマス当日という事もあり、窓辺もクリスマス色の強いディスプレイをした家が多いのですが、そんな中
こちらの一般的な窓辺の様子をいくつか抜粋してみました。

奥行きが1メートルも無い、決して広いとは言えないバルコニーが付いています。
そこには、所狭しと花や緑を飾り付けたりして、町ゆく人の目を楽しませてくれます。
また、椅子や小さなテーブルを出して
お茶を楽しんでいたり、犬やネコが自由に出入りできる様な家もあります。
この町の人たちには、欠かせない大切な生活空間の一部であるようです。

アイアンの手すりや装飾もその家ごと、
様々で色々なデザインがみられます。
フランスのフェールフォルジュに比べて、イタリアのデザインの方がコッテリとしているようにも感じますね。

一軒ごとの窓辺の表情は、玄関のドアと同じよう、その家をあらわす、顔の一部なんですね。






タオルミーナの朝日が昇る風景。

この場所で、映画「グランブルー」の
世界素潜り大会の撮影が行われた様です。
ジャックマイヨール、
そして、ジャンレノ扮する「エンゾ」
… ん〜 良い映画でした。
「エンゾ」が海の幸のパスタを大食いしていた、映画にも出てきた、断崖のレストランには是非行きたかったのですが、
残念ながら、クリスマスはお休みしていました。。(涙)


さて、シチリア島は今夜で最後。
明日はまたフェリーで本土に戻り、
トンガリ屋根の白い壁の家々が並ぶ、
「アルベロベッロ」へ向かい、約440キロの移動です。





「裏路地にワクワク.旅紀行 1」

旅に出て4日目。
今回は南イタリア方面を回っています。

いつもヨーロッパに来て魅かれるのは、
「裏路地」「窓辺」「ドア」「朽ちた壁」、、そんな日常の風景に、ワクワクしてしまう。
今日はこの4日目で目にした、「裏路地フェチ」の画像の一部を紹介します。

シチリア島 カルタジローネ方面の裏路地です。
どこを切り取っても、絵画の様。




「陶器の町」カルタジローネの一番の見所は、この100段以上続く、
モザイクタイル貼りの階段。
様々なモザイクタイルが目を楽しませてくれます。







今日はクリスマスイブ。
こんな大きなガーラントはなかなか目にする事はないですね。

家族でクリスマスを過ごすヨーロッパでは、今日、明日はお休みのお店も多く、
比較的人も少ないこの時期は、いつもよりゆっくりと町を歩けるそうです。


さ〜明日は、あの映画「グランブルー」
で知られた、海沿いのタオルミーナに
向かいます。

また、「裏路地」「朽ちた壁」など、
マニアなフェチ画像をお届けします。







「フィニッシュWORKSの面々が登場!」

「藤沢 鵠沼の二世帯住宅」なんとか、
内部引渡しに間に合いました〜!

遠方の為、途中経過をなかなか確認してもらえなかったご両親も今日は朝から
お立会いいただき、仕上がりを大変喜んでいただけました。

         
一階部分のご両親のゾーンで。

お母さんのこだわりのキッチンで、
本当に仲睦まじい姿、いつもほのぼのします。


そして、今日はネイチャーデコールの家のフィニッシュWORKSのクオリティを
更に高めてくれる、このお二方の登場!

窓を素敵に演出してくれる、
お馴染みの、ロブジェ吉野氏。

今回はバーチカルブラインドでスッキリとモダンに演出してもらいます。





そして軽井沢からガーデンアンドファニチャーズの長谷川さん。
長谷川さんには初期のデザイン提案の段階からガーデンデザインを同時に関わってもらっていて、今日は実施に向けての具体的な打合せとなりました。


こうしたプロ集団が皆で関わりあって、
ネイチャーデコールの家が出来上がっていきます。



建物の引渡しの後は、
ガーデン、家具や照明といったインテリアコーディネート、
カーテン、インテリアグリーンなど、
その家のコンセプトにそって、
トータルでコーディネートを行い、
いよいよ完成となります。

住宅は建物を作るだけでなく、
そこに置かれる家具や照明、カーテンなどで大きく印象が変わってきます!
家具やカーテンはお客さんの好きなもので…では、全体デザインを壊してしまうことだってあります。

統一したコンセプト(その家のシナリオ)で、トータルで考え、その部分に費やす予算もはじめから確保して考えることで、はじめてバランスの良い家となってきます。
これは間違いありません!

必ず「家」+「庭」+「インテリア」を
ひとつのものとして考えていくことを、
オススメします。


このお宅も、皆がお引越しされてくる、3月頃までに更にデザインが整い、
より一層、魅力ある家になっていくことでしょう。


















「雑誌掲載のお知らせ」

別冊 住まいの設計 MY HOME 100選
今回も掲載していただきました。

特集コーナー、「小さなお店のある家」
こだわりの小さなカフェを併設した、
二世帯住宅です。

カラー8ページで掲載されています。

お店も家も庭もインテリアも、
トータルでネイチャーデコールの
世界観が表現された家です。

「小さなお店のある家」
いえみせ派には、憧れのキーワードですね。

来年着工の千葉、鴨川の海見えのロケーションで計画している、
セカンドハウス&カフェ、サロン併設の家。
先日、オーナーさんにこのカフェをご案内して行っていただきました。
隣接した公園を借景に取り込んだカフェでは、
手作りのケーキ、厳選したコーヒーそしてご主人がセレクトした
インテリアミュージック。。
そんな全体感にすっかり癒され、日頃は慌ただしいご主人もその空間に
融け込んでしまったようです。(笑)
 

ぜひご覧ください。




「今日のスタートは」

今日はお休みの日、まだ暗い早朝、
金星がキラキラ、三日月を見ながら、いつものhomeビーチへ。

流石に水温も12月に入り、徐々に下がってきて、ウェットもセミドライスーツに。
でも、本当に冷たい時期は、1月末から2月頃になります。
まだ、ギリギリ ブーツも着用せず、裸足で入れそう。


ビーチに着く頃にはスッカリ太陽が昇り
今日は良い青空が出てきました。

肝心の今日の波のコンディションは…

胸〜肩 程度の早めの波。。
湘南方面の波が良く無いので、こちらのビーチに人も密集気味。

ロングには、あまり適さない感じですが、折角なので、少しだけ 波に遊ばれてきます。(^_^)





「やはり写真がいちばん!」

今はほとんどが、iPadやモニター画面で
実例写真などを見てもらう事が、
打合せでも一般的な光景になってきていますが、アナログであってもやはり紙焼きの写真で見てもらう方が、インパクトありますね〜。

それも、A4サイズまでカラー写真を引き伸ばしてみると、質感やディテールがとても良くわかります。
そして、一枚一枚ゆっくり手にとって見てもらう事で、モニター画像より、
間違いなく、訴えるものがあります。

そんな訳で、カメラマンさんにしっかり撮影してもらったものを、
一気にアルバムにして用意しました。

デザインの打合せの際は、ぜひお声をかけくださいね。



「この眺望をどう取り込むか」

来年からデザインに着手するこの土地は、
完成間際の「藤沢 鵠沼の二世帯住宅」
から、車で10分程度のところ。
片瀬の高台立地で、遠くに海が見え、
抜け感のある、眺望に恵まれたロケーション。

古家の解体が終わり、現地確認に足を運ぶと、青空の下、富士山が真正面に見えていました。
流石にこの眺望は、あがります!

室内空間から、またガーデンスペースから、この景色をどう切り取るかが、
デザインのポイントになりそうです。








そして、「藤沢 鵠沼の二世帯住宅」
の進捗状況のチェック。

外の足場が外され、重厚感のある、
古材の製作玄関ドアが取り付いています。





アクセントウォール  そして、
吹抜けの開放的な玄関ホールから、
浮遊感のあるランダムライトが吊り下げられてます。






親世帯のLDKには、迫力のラバーストーンが一面貼られてます。






二階は子世帯。
天井高さ2800の高天井はやはり気持ちも良い!
この高さの設定は正解でした。

キッチンキャビネットは全て「白」のピアノ塗装で、まだあと2〜3行程、バフ掛けを繰り返し、仕上げていきます。


完成に向けて、着々と進んでおります。








「今年も残りわずか、、」

いよいよ12月に突入し、今年も残すところあと一ヶ月をきりましたね。

引渡しもプレゼンもまだまだ控えている、12月ではありますが…

ここのところ、アウトプットばかりで、充電期間も無いまま、この一年 走り続けてきたので、
今年は仕事納めを早めにして、
少し刺激を求めて外を観てこようと、
計画しております。

その前に事務所の大掃除。
見た目も整えて、心も気持ちもサッパリと…ですね。

年末は12月20日まで、
年始は1月5日からの業務開始となります。

年末年始の休業期間中は、みなさまにもご迷惑お掛けしてしまいますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。














プロフィール

大浦比呂志

数々の有名デザイン事務所で店舗デザイン、個人住宅建築、インテリアデザインなどに幅広く携わる。
1994年にネイチャーデコール(大浦比呂志創作デザイン研究所)を設立。
「人にやさしい 自然体の暮らし」というコンセプトをもとに、
独自のテイストで注文住宅を数多く手掛ける。
「自分らしく、自然 体でいられる豊かな生活」「五感に訴える空間づくり」を提案。

ギャラリー
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