Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

2014年12月

「年末年始のお知らせ」


12月28日から1月4日まで冬季休暇とさせて頂きます。

今年も一年 ありがとうございました。

来年も皆様にとって、素晴らしい年でありますように。

2015年も彩りのある、素敵な暮らしの提案をさせて頂きます。



ネイチャーデコール
大浦比呂志創作デザイン研究所

代表 大浦比呂志

「古材のパッチワークテーブル完成!」

様々な樹種の古材をパッチワークしたテーブルが事務所に届きました。

樹種だけでなく、サイズも色も様々な
風合の古材をテーブルの天板という用途でパッチワークしたものです。






まさに、ハンドメードの一点もの。

そして価格もなかなかリーズナブルプライスで出来上がります。

テーブル以外にも、
扉やアクセントウォール、
色々な展開が可能です。




「二世帯住宅 サプライズエントランス」

今回は今から11年前の2003年の事例から、二世帯住宅のエントランスを紹介します。
完全分離型のこの二世帯住宅ですが、
エントランス部分を共有にし、
そこにとても贅沢でサプライズなスペースを演出しました。

まず、両開きのアイアンのエントランスゲートが、この御宅のファサードとして
迎え入れてくれます。
アイアンの格子から、奥の様子が少しだけうかがえ、奥への期待感が高まってきます。







エントランスゲートを開けると、
玄関ホールの前室的な空間があり、
インパクトのある、重厚な木製の玄関ドアが目に飛び込んできます。

アイアンエントランスゲートも
木製の玄関ドアもこの家の為にデザイン
された、オリジナルのハンドメードです。





そして、重厚な玄関ドアを開けると、
約8帖の玄関ホールとなります。

季節柄、玄関には大きなクリスマスツリーがディスプレイされていました。

この玄関から、親世帯、子世帯とそれぞれのドアがあり、ここがお互いの共有ゾーンとなっています。

外部から連続して貼られた素焼きのテラコッタタイルが、外〜中を一体感として
繋ぎ、より奥行き感を演出します。

そして、正面には全開口の木製折れ戸があり、そのままガーデンへと誘導されます。この二世帯住宅では玄関ホールとガーデンを共有ゾーンとして計画されました。





更に、この玄関ホールは吹き抜けの勾配天井になっていて、高窓の大開口からは、南の光を存分に取り込み、いつも
自然光に溢れています。

天井からは、オリジナルデザインの
アイアンシャンデリアが吊られています。


ストーリー性のある、サプライズなエントランスホールの事例です。





「湯河原の家」内部引渡し

「湯河原の家」も外構工事を残し、内部だけの引渡しが行われました。
このお宅、なんどかブログでも紹介させて頂きましたが、海に近く、隣には川が流れ川のせせらぎと蛍も楽しめ、デッキからは花火も観れる、そんなロケーションに計画された、まさにリゾート住宅です。
まだインテリアコーディネートされる前の状態ですが、少しだけご紹介します。

白い壁が重なる装飾性を排除したシンプルな外観。





エントランスホールを入るとまず、
広ーいカバードテラスがあります。




カバードテラスの脇には、東側のリビング〜ダイニング〜和室に面した、
奥行き3m以上の大デッキスペース。





デッキの脇には小川が流れていて、
その川にせり出すデッキは、ちょっとだけ京都の川床を思わせます。




東側に面した全ての部屋から、
それぞれに表情を変えて、このデッキが
繋がっています。

現場に立って見ると、実際の広さ以上に開放感を感じる事が出来ます。




リビングはヘリンボーンの床に暖炉、
天井からは、しばらくネイチャーデコールのオフィスに飾られていた、大きな
シャンデリアが吊られています。





スチールパーテーションのドアを開けると、キッチンへと繋がります。

グレーテラコッタの廊下の奥には、
離れの様に落ち着いた、和室空間が現れます。




アンティークのチューリップチェアが、
インテリアの出番を待っています。




「サンタフェ&メキシカン!」

サンタフェスタイルやメキシカンスタイルは自分のデザインのルーツでもあり、
やはり好きなんですよね〜、あのなんとも言えないおおらかさと温かさ。

自然と調和したデザイン、
そして生き物の様な有機的なカタチ。
この奥行きには、小手先のデザインではとても太刀打ち出来ない、
そんな迫力すら感じるのが、これらの
様式の特徴では無いでしょうか。

そんなスタイルをショップデザインに取り入れた、過去の事例を紹介します。



10年前にデザインした、海を見下ろす
眺望抜群のサンタフェスタイルのカフェです。
 
外に使われている、木は全て古材から型どったFRPの成型擬木です。
10年経過した今も、雨風にさらされながら、腐ることなく良い風合いで存在感を
見せていました。
 
このお店はアレンジすることなく、
サンタフェスタイルのディティールを忠実に再現しました。
 
小田原方面にドライブされる際は是非お立ち寄り下さい!
「オ〜 パラディソ❗️」そんな言葉が飛び出しそうな、お店ですよ。








このお店はデザインして既に14年経過した、
地下にあるメキシカンレストランのロスボラチョスです。
本格的なメキシカンフーズが堪能出来るお店です。
土臭い手作り感に溢れるワイルドなインテリアデザインです。

どちらのお店も10年以上経過しても、
デザインそのまま、経年変化が味わいを増し、より風格が出てきております。


 

住宅のデザインにも流行があり、
最近こういったSanta Fe Styleのオーダー
というのも少なくなってきましたが、
好きなものは時代が変わっても好きであり続けられる様に、
日本のサンタフェデザインの草分けとしては、もっともっとこの様な、
人に優しいデザインを広めていきたいものです。




「都心の狭小地でペット共生住宅」

完成間際、都心の狭小地でペット共生住宅。
このお宅は、大きな犬と猫、そして仕事場も兼ね備えた、小さな土地にギッシリと内容の詰まった家となりました。

今回は大切なパートナーである、犬と猫の為の特別な仕掛けを紹介します。

まずは、猫の為のドア。

どの部屋にも、猫が自由に行き来出来る様に、各ドアにはこの様に猫用の出入口窓を設置しました。

中からロック出来る様もなってます。





そしてワンちゃんゲート

いたずらっ子のワンちゃんは、どこでも行き来出来る猫用ドアとは逆に、
この様にキッチンに入れない様に、
しっかりしたアイアンのフェンスを作りました。

こんな感じに、壁面に固定出来る様に
しています。





まだ若いワンちゃんが階段に突進して
落下しない様に、キッチン以外にも何カ所か落下防止のアイアンフェンスを
設置しました。


ごめんなさい!
犬派の僕はついつい無意識に、
「ワンちゃんと猫」になってしまいました。(汗)…

ペット共生住宅。
犬も猫も新しい環境に早く馴染めます様に。





「それぞれのクリスマス」

ネイチャーデコールのオーナー宅でも、
この時期になると、思い思いにクリスマスの飾付けを楽しまれている様子です。

窓辺に大きなクリスマスツリーを置いて、外に向けて飾っているのが印象的です。そしてこちらのツリーのイルミネーションはなんと本物のキャンドルを使っている様です。
また、お手製の真っ赤なリンゴ飴が
クリスマスらしくて可愛らしい〜。







奥様お手製の置き型リース、
黒のベロアのリボンがとてもフレンチシックで大人っぽいですね。
出窓にも、さり気なく控えめにクリスマスの飾付けがされてます。
全体的なイメージがとても統一感あります。





このお宅では、外のアイアンフェンスに
飾られた大〜きなクリスマスリースが
とても印象的。また階段の踊り場に設置されたシンボリックなツリーも圧巻!





インテリアにもマッチした、
ヨーロピアンテイストで
シックな大人クリスマスな感じですね。
暖炉の火の前には愛犬の「ハンク君」
犬も幸せそうですね〜。





そして、我が家のリースです。
毎年、庭のユーカリの木を剪定したもので、奥さんの手作りです。
今年は、ピンクやパープル系のリボンを
三色束ねたシックなイメージで作った様です。


どのお宅も、その家らしく、
クリスマスを楽しんでいますね。

ネイチャーデコールではこれから家を
設計していく前に、オーナーさんに
「家創りカルテ」というものを書いて頂き、新しい家ではどんな暮らしをしたいか、そんなライフシーンをイメージしながら、デザインしていくことが、とても大切と考えています。
過去に頂いた「家創りカルテ」の中に、
クリスマスには、吹抜けのあるリビングに、大きなクリスマスツリーを飾りたい! そんなオーダーもありました。

なんか、心も温かくなりますね。

  Happy MERRY CHRISMAS ❗️





「DEN&WORKROOM」

今回は、DENとWORKROOMの特徴的な事例のいくつかをご紹介します。

自分だけの「隠れ家」とか「秘密基地」は大人になっても憧れのスペースでしょう。

どこも決して広くは無いスペースを自分なりに使いやすく工夫しながら
自分らしいスペースに仕立てて活用しています。




1. ガレージ脇に隣接し、直接ガレージからもアクセスできるDEN
西迫潤

3

2

ここは細長い三畳くらいのスペースに、趣味であるカメラやミニカーなどを
きれいに陳列ケースに並べ、まさに男の趣味空間が実現しました。
この細長い空間が、「籠もり感」となり、とても落ち着きそうですね。








2. ベッドルームに隣接したWORKROOM
西迫真

 主寝室と同一フロアにある、このご主人のワークスペース。
ここは、約4帖ほどのスペースに段差を付けて、寝室よりも300㎜
床を上げて、フロアに変化を付けたスペースとしました。






3. アトリエスペース
1
 
2

キッチンのすぐ脇にあり、リビングからもアイアンフェンスを通して
見える位置に計画した、奥様のアトリエスペース。
個室空間でありながら、家族の気配を感じ取れるように緩く仕切ってます。






4. LDKが見渡せる2階部分にあるDEN
加藤邸

吹き抜けを通して、1階のLDKがガラス張りで見渡せるDEN。
家の中心に位置した司令塔のような感じですね。
このスペースへは、螺旋階段で直接アクセス出来る様に計画されてます。






5. ご夫婦、それぞれ独立したDEN
1

2

ご夫婦、それぞれ3帖のスペースをフロアを分けて、1階と2階に計画しました。
お互いに仕事を持っているご夫婦のための独立した空間です。
お部屋の印象も、ご夫婦それぞれの趣味で作られました。




家族の数だけ、家のスタイルがあるように、DENやWORKROOMを見ても
ネイチャーデコールのオーナー宅は様々で、個性的ですね。



 
プロフィール

大浦比呂志

数々の有名デザイン事務所で店舗デザイン、個人住宅建築、インテリアデザインなどに幅広く携わる。
1994年にネイチャーデコール(大浦比呂志創作デザイン研究所)を設立。
「人にやさしい 自然体の暮らし」というコンセプトをもとに、
独自のテイストで注文住宅を数多く手掛ける。
「自分らしく、自然 体でいられる豊かな生活」「五感に訴える空間づくり」を提案。

ギャラリー
  • 「インテリアも整い、竣工撮影!」
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